アニメ『マッシュル -MASHLE-』2話の見どころ・ネタバレ
1.イーストン魔法学校の編入試験
マッシュが入学しようとしている『イーストン魔法学校』は名門校であり編入試験の合格率は3%と超難関である。レグロとブラッドはバレバレの変装で学校に侵入し、マッシュを応援する。マッシュはというと試験直前まで筋トレに余念がないのであった。
筋肉一辺倒のマッシュは試験官の『クロード・ルッチ』に目をつけられるのだが、実際のテストは筋肉で全て解決して次々と合格していく。そして、最後のテストがやってきてクロードが作った迷路から脱出できれば合格となる。
マッシュはクロードが仕掛けた足を引っ張る役の生徒『レモン・アーヴィン』に拘束されるが持ち前の筋肉で難なく脱出する。置いていかれたレモンは逆にピンチに陥ってしまうが、そこをマッシュが助ける。マッシュの怪力で迷路の壁を突き破り、2人とも無事にゴールするのであった。
©甲本 一/集英社・マッシュル製作委員会:動く文字を脅して止めようとするマッシュ
まさか魔法が一切使えないやつが編入試験に来るとは思っていないので、筋肉のアシストをしながら魔法っぽいことをすることで全ての人間を騙していく。実際、クロード・ルッチの読みは正しく、編入させるべき人材ではなかった。
学校編が始まり、本格的に話がスタートしたということで、新キャラの生徒たちも次々登場する。今回出てきた『レモン』と『フィン』はどちらも主要キャラクターになりそうだ。
2.強き者としての資質
強引に迷路を突き破ってゴールしたマッシュ、そして命令を実行できなかったレモンに対してクロードは不合格だと言い渡す。文句があるなら私を倒してみろと挑発するクロードは、杖を取り出すがその瞬間にマッシュに杖をへし折られて戦闘不能となる。
そこで校長の『ウォールバーグ』が介入して試験の続きを引き受ける。最後は面接であり、最初に指名されたのはマッシュであった。他の教員たちも集まる部屋へ移動させられたマッシュは、校長から次々と質問をされていく。
校長は今回の試験はマッシュの力が上回ったから解決できたが、もしマッシュよりも遥かに強い存在が立ちはだかったらどうするか?と質問する。そこで校長は強力な魔法を使ってマッシュの父・レグロの魂を人質にとって攻撃しようとする。
マッシュの力でも破壊できない魔法に、マッシュは魔法の動きを強引に止めて校長と我慢比べをしようとする。マッシュには弱きものを助けようとする心があることを知った校長は、マッシュを合格にするのであった。
©甲本 一/集英社・マッシュル製作委員会:暴走するクロードを制止して、以後の試験を引き受けるウォールバーグ校長
マッシュの身体能力は異常なので、魔法使いとしては間合いに入られた時点でほぼ負けと言っていいだろう。魔法を唱えるのに杖が必要不可欠だとしたら、相手を無力化するのは容易い。
マッシュは校長先生から気に入られるわけだが、これは『魔法を使えないと見抜かれた上』での期待なのだろうか?これで、あいつの魔法の才能すげぇ!って思ってたとなると、さすがにギャグに寄りすぎているか。
3.神覚者になる方法
イーストン魔法学校に無事入学できたマッシュは、教室で魔法の授業を受ける。しかし、当然、魔法は使えないので全ての課題を筋肉で解決しようとする。
学校は寮制度になっており、マッシュと相部屋の生徒は内部進学組の『フィン・エイムズ』である。フィンはすでにマッシュのことをかなりの変人と認識しており、少し怖がっている。
マッシュは目的である『神覚者のなりかた』をフィンにたずねる。神覚者になるには金のコインをたくさん集める必要があり、それは学校でのあらゆる活動が評価されることで『金、銀、銅』の硬貨が渡されるという。
©甲本 一/集英社・マッシュル製作委員会:神覚者になるための条件を話すフィン
学校内に入学してもマッシュが魔法を使えないことは隠し通せているので、ここは「そういうもんだ」ということで問題なく学園生活は送れそうだ。
神覚者になるには学校であらゆる面で優秀な成績や行いをする必要性があるらしい。ここらへんのコインを集めるシステムは『スパイファミリーのイーデン校』を連想させる。スパイファミリーと違うのはあちらは『超能力がある側』だが、この作品は『魔法が一切ない側』であるということ。
アニメ『マッシュル -MASHLE-』2話の感想・考察。
全てを筋肉で解決していくマッシュだが、その様子を快く思わない人間もいる。しかし、今回は校長のウォールバーグに気に入られたことで問題が解決していく。今後、学校内で起きた問題も理不尽な形であるならばウォールバーグが守ってくれそうだ。
魔法が全ての世界を筋肉で解決しようとするのは、出オチ感のある作品だが、ここからどうやって物語を進めていくのか楽しみではある。主人公の性格や能力的に成長物語にするのも難しそうだ。今後、神覚者を争うライバルキャラとかも出てくると思うので、周りのキャラがどういうものかで物語の方向性が決まりそうだ。
前回記事:1話:魔法の通じぬ鍛え抜かれた筋肉