『モブサイコ100 3期』1話の見どころ・ネタバレ
1.進路希望で悩むモブ
アニメ『モブサイコ100』は3期目が始まる。2期で行われた超能力結社「爪」との戦いのあとの話だ。最初は、モブが学校の「進路希望調査」に何を書いていいかわからないという話からスタートする。
学校の面々(脳感電波部や肉体改造部など)に相談したり、霊幻新隆や家族などにもモブが相談していく。3期目とは言え、1話目なので今までのキャラクターを紹介することも兼ねた演出だろう。
© ONE・小学館/「モブサイコ100 Ⅲ」製作委員会:進路先に悩む影山茂夫こと「モブ」
モブの進路希望調査の悩みを相談するという口実で、モブサイコに出てきたサブキャラクターたちを一気に紹介したというのは、良い演出であった。
それとなく、前回の戦いでの爪痕(巨大ブロッコリー『神樹』)が見れたり、次回以降のイベントを匂わせる(エクボが何か企んでいる)ことも出来ていたので、前回のおさらい以外にもちゃんと話が前に進んでいる。
2.正社員として雇われる芹沢
第2期で敵として登場した芹沢は、紆余曲折あって霊幻新隆か運営する「霊とか相談所」の正社員として雇われることとなる。引きこもりでニートという経歴を持つが、霊能者としてはピカイチで第2期で戦った超能力結社「爪」の中でもトップクラスの能力を持っていた。
実際に、芹沢は相談所に来た客の「呪われた置物」を除霊するなど、その実力の高さをうかがわせる。
© 藤本タツキ/集英社・MAPPA:呪わてた置物を除霊する「芹沢」
「霊とか相談所」の霊能者は実質、モブだけだったのだが、芹沢が加入したことで層が厚くなる。というか、芹沢は常駐してるのだから、普通に有能な霊の相談所になった感じがする。
3.少しだけ進む方向を決めるモブ
ゴミ屋敷に住む人物から「霊とか相談所」に悪霊退治の依頼がされる。本人は「悪霊のせいで何もかも上手くいかない」と言っているが、話を聞く限り本人の責任のような気もする。
依頼主の愚痴が加速し、結果的に本人自身が悪霊化してしまったので、それをモブと芹沢が協力して除霊するのであった。
ゴミ屋敷の主人の話を聞いたモブはこのままでは「年齢だけが大人になってしまう気がするんです」と言って、居心地が良く、アドバイスもくれる霊幻のいる「霊とか相談所」にずっとはいられないと気持ちを整理する。
今回、「明確に進路先を決める」ような話ではなかったが、今までのモブらしく「少しずつでも成長していこう」という結論に至ったようだ。
モブ自身も「肉体改造部に入部したこと」を人生の大きな出来事だと言っていたので、「自分を成長させてくれること」に大きな価値を見いだしているキャラクターだとわかる。
『モブサイコ100 3期』1話の感想・考察
飲み会の会話の中で「狐の悪魔は人間に対して友好的」であることや「荒井ヒロカズも狐の悪魔と契約している」などの情報が出てきた。コベニは自分が契約している悪魔を秘密にしたことから「狐の悪魔」とは違う悪魔と契約していると予想できる。
デビルハンター同士でも契約している悪魔を隠す文化があるらしいので、もしかしたらマキマが契約している悪魔は誰も知らない可能性がある。そうなると、マキマが契約している悪魔が明かされるのは、だいぶ先になると予想できる(マキマがチェンソーの悪魔に興味を持っていることと話が直結しそうなので)。
原作漫画『モブサイコ100』について
『モブサイコ100』はONEさんが作者の漫画です(ONEさんは『ワンパンマン』の作者でもある)。
モブサイコ100は2016年時点でコミックスの累計発行部数が『120万部』を突破しており、2017年には『第62回小学館漫画賞(少年向け部門)』を受賞し、評価されています。
2017年12月に漫画は完結しているので、興味のある人はぜひ読んで見て下さい。
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