今回(マブラヴ オルタネイティヴ 9話)のあらすじ
神宮司教官を隊長として臨時編成された武たち第207小隊は、後方警備任務として箱根の塔ヶ島離城に配置された。離城には冥夜と容姿が瓜二つの政威大将軍・煌武院悠陽が戦場となった帝都から脱出してきていた。
第207小隊は悠陽を横浜基地へ送り届ける作戦を開始する。
Ⓒ aNCHOR / オルタネイティヴ第三計画:マブラヴ オルタネイティヴ 9話
1.煌武院悠陽との出会い
白銀武が眠気覚ましに外に出ると、偶然、日本帝国軍の政威大将軍である煌武院悠陽に出会う。
香月夕呼が白銀武たちを僻地に配備したのはこれが目的だったようだ。
元々、白銀武のいた「平和な世界」では冥夜の姉の悠陽は3歳の頃に交通事故で死亡しており、前回の「BETAがいる世界」では悠陽と出会っていないので、白銀武が悠陽と顔を合わせるのは初めてとなる。
一応、平和な世界では「純夏ルート」に行ったとするならば、武は冥夜が双子であったことも知らなかっただろう。
鎧衣左近から与えられた任務は「悠陽を横浜基地へ連れて帰る」というものであった。
悠陽は帝都を主戦場にしないために、自分が囮になることを買ってでたようである。
しかし、これだけ重要な任務を訓練兵の部隊に任せるというのは、香月夕呼は白銀武のことをかなり信頼しているようである。
2.アメリカ軍機の増援
帝国軍の追撃でピンチになる武たちだったが、そこへアメリカ軍機の増援が入る。
アメリカの最新鋭の戦術機は、レーダーで捕捉しづらい性能を持っている。
本来、BETAと戦う戦術機にステルス機能は必要ないはずだが、それがついているアメリカの戦術機は「戦術機同士の戦い」を想定して、戦術機を開発しているとわかる。
アメリカ軍はBETAとの戦いだけではなく、BETAを倒した後の「人間同士の戦い」を想定して、戦術機を改良していっている。
レーダーに映らない最新鋭の戦術機と帝国軍の戦いは、アメリカ軍の圧勝で終わる。当然といえば、当然だろう。前提が違うというか、想定が違う。
3.悠陽から人形を預かる武
冥夜と悠陽の思い出の品である人形を預かる武。悠陽はその人形を冥夜に渡して欲しいという。
悠陽が冥夜のことを心配して送った、武御雷(紫)も冥夜は使っていないと知って、自分からの贈り物は素直に受け取ってくれないと思ったのだろう。
悠陽は、仲間である白銀武なら冥夜は受け取ってくれると思ったのかもしれない。
日本主権の象徴である「政威大将軍(煌武院悠陽)」をどこが抑えるかという勝負の回であった。
クーデターを起こした帝国軍も煌武院悠陽を手中に収めなければ、自分たちが日本の主権であるという主張ができないので躍起である。
逆に、煌武院悠陽を横浜基地にかくまってしまえば、帝国軍は大義名分の1つを失ってしまうことになる。
そして、今回は戦術機同士の戦いが濃密に描かれていて素晴らしい回であった。性能で劣る帝国軍が決死の思いで、戦いを挑んでいるのがよくわかる。
冷川補給所を抜けることに成功した武たちであるが、そこで悠陽が加速度病で気を失ってしまう。
このままでは移動できないので、次回はどこかに隠れるとかするのだろうか?
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