今回(王様ランキング 10話)のあらすじ
デスパー奥義免許皆伝を祝うため酒場に出かけたボッジ、カゲ、デスパー。楽しく食事をしていると暴れん坊・アバン三兄弟に絡まれてしまう。相手にせず食事を続ける三人だったが、悪口を言われたデスパーがとうとう相手を殴ってしまい・・・
© 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会:王様ランキング10話
今回(王様ランキング 10話)の見どころ
1.ボッジの選んだ武器はレイピア
ボッジが選んだ武器がレイピアだったと明かされる。たしかに、非力なボッジにとって刀身の細いレイピアは相性が良さそうだ。身軽なボッジにとっては、重い武器は向かないだろう。
© 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会:武器を自慢気に掲げるボッジ
デスパーがボッジに伝授した戦い方は「人間の身体的な弱点を突く」というものであった。相手の力をうまく利用して、顎を撃ち抜いたり、痛覚を上手く利用して相手を気絶させたりと、「知識」による戦い方に特化している。
一撃で気絶させるだけの知識と技量があるということは、逆に言うと一撃で人を「殺すこと」も可能であるということだろう。その強大な力を誤って使わないための「心得え3つ」なのだと思う。
デスパー曰く「もっとすごい技」を持っているような言いぶりであった。全身を防御で固めていたり、より強い相手を倒せるような奥の手があるのかもしれない。
2.デスパーと冥府騎士団の繋がり
デスパーを襲ったアバン三兄弟は実は、冥府騎士団の一員であった。
デスパーは今でも冥府騎士団から慕われているらしく、交流があるようだ。デスパーはボッジの実力を実戦の場で見たかったのだろう、だから冥府騎士団にデスパーが頼んだ。
冥府騎士団の騎士を倒したということは、ボッジにはかなりの実力があることがわかる。ボッジは冥府騎士団隊長の攻撃をすべて避ける実力も持っているので、本当に最強クラスの実力を手に入れている可能性がある。
3.ボッジが避ける技術を手に入れた理由
ボッジはもともと身軽に攻撃を避けれる才能があるかと思っていたが、実はミツマタとの訓練の賜物であったことがわかる。
ボッジの力は呪いによって奪われているから、今ボッジが持っているモノはすべてが後天的なものだのだろう。
ベビンがボッジとダイダの戦いで避ける技術が高いことに驚いていなかったのは、ミツマタとの訓練を事前に知っていたからだとわかる。
それでも、ベビンはダイダの方が王にふさわしいと思っているようだ。たしかに、総合的に見たらダイダの方が王にふさわしいというのはわかるきがする。ボッジが成長することで、ベビンの考えが変わるのかどうかが見どころの1つとなりそうだ。
4.人を信じる勇気
カゲからの話で、ボッジはボッス王国に陰謀がうずまいていることを知る。
ボッジは王国に帰りたいと思う一方で、「ドーマスの裏切り」からヒリングやホクロも自分のことを裏切っているのではないかと不安になってしまう。
そこでカゲがボッジに「勇気がない」と叱咤する。デスパーの教えである「人を信じる勇気」を思い出したボッジは、自分を殴って考えを改める。
ボッジとカゲが王国に帰ったら、ベビン、ドーマス、ホクロあたりと仲間になって地下の冥府への門を破壊することが目的になるのだろうか?
今回(王様ランキング 10話)の感想・考察
ボッジの避ける能力が、実は後天的なもので、修行の成果というのは意外であった。ボッジの今を形成するものは、努力の結果であると感じれた。
カゲがボッジを叱咤する場面は、「母親が裏切るわけねぇ!」っていう強い想いも後押ししていたとわかる良いシーンであった。
最後に出てきた、ねずみを食ってる謎の戦士はなんだったのだろうか?どこかに閉じ込められている様子だったが、あれはボッス王国の城の中だったりするのか?