『王様ランキング』16話のあらすじ
デスハーが明かした黒幕の名は、ミランジョ。その名を聞いたボッジの中に、幼い頃のシーナとの記憶が蘇る。ギガンを捕らえ冥府へと連行しようとする冥府騎士団の前に立ちはだかるボッジたちだが、デスハーはギガンの過去、そして彼の犯した罪を語り始める。
© 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会:王様ランキング
『王様ランキング』16話の見どころ・ネタバレ
1.前王妃シーナ殺害の首謀者
ボッジの回想で、ボッジの母親であり前王妃であるシーンを殺した首謀者は、ミランジョであることが明かされる。
ミランジョの「ボッスに家族は不要」という考えは、前王妃にも刃を向けたらしい。(ボッジもろとも殺そうとしていた?)
© 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会:身を呈して守る母親の姿を見て泣くボッジ
ミランジョがどこで肉体を失ったのか疑問ではあったが、どうやら前王妃を殺害するタイミングで、協力者に裏切られてミランジョは肉体を失った。(そこで魔神と契約して、肉体を失っても生存できたのだろうか?)
今回のミランジョの謀略、そして回想での前王妃殺害のシーンで、ボッス王が何も関与していないことから、やはりボッス王の中では「ミランジョ > 家族」という優先順位ができているの予想できる。
2.ギガンの過去
ギガンが冥府で罪人になった理由は、過去の「デスハー率いる3兄弟 vs その父親」での覇権を争っていたときに、傭兵のギガンが裏切り、味方を皆殺しにしたのが原因であった。(その理由も悲しいもので、ギガンの同族を卑劣な方法で殺していく仲間たちに、怒りで我を忘れたギガンが暴れるという形であった。)
デスハーはギガンは罪人であると言いつつも、その理由には後ろめたさを感じているようだ。
デスハーは弟との約束もあり、ギガンを冥府騎士団の一員として迎えることで、ギガンを冥府に連れ帰るという折衷案を提案するのであった。
デスハーは、口も悪く、見た目も怖いが、王としての威厳があり、そして見た目に似合わぬ優しさも持っているようだ。あと、弟のデスパーから「戦っても敵わない」と指摘されると、怒ることもなく、指示通りに引き下がるのも意外であった。それだけ、弟のことを信頼しているのかもしれない。
3.魔神の存在
デスハーとデスパーは、ミランジョの背後に「魔神」がいることをわかっているらしい。
ミランジョを殺すと言っていたデスハーだが、本当の目的は魔神の討伐なのかもしれない。
いまだに、魔神がどのような存在なのかはわからないが、相応の代償を差し出せば、どんな願いでも叶える力があるのだけはわかっている。
オウケンが不老不死になったのも、魔神のせいだったりするのだろうか?それだったら、デスハーとデスパーが魔神の存在を知っていることも合点がいく。
『王様ランキング』16話の感想・考察
デスパーはデスハーに「ボッジにもボッスにも勝てない」という助言をしたが、言葉ぶりからボッジとは「相性が悪く」、ボッスとは「そもそも実力で勝てない」というなニュアンスだった。
ボッジがデスハーの電撃を弾いたところを見るに、ボッジには電撃は効かなそうなので、そういう意味で相性が悪いのかもしれない。
しかし、「デスハーvsボッス王」の構図から、「ボッジvsボッス王」のマッチが実現しそうで、ワクワクしてまいりました。やはり、「偉大な父&優秀な弟」を倒してこそ、ボッジの実力が証明されるというものである。