『王様ランキング』20話のあらすじ
大きな川のほとりでミランジョの悲劇的な過去を知るボッジ。そして、ミランジョの心が揺れ始める。生の世界へと戻ったボッジ、カゲ、デスパーの前に現れたボッスは、瀕死のボッジに向かい、こん棒を振り上げる・・・
© 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会:王様ランキング
『王様ランキング』20話の見どころ・ネタバレ
1.ミランジョが鏡の中に入った理由
仲間に裏切られて瀕死の重傷を負ったミランジョは、魔神と再び契約して「魂を鏡に写す」ことに成功する。しかし、その引き換えとしてミランジョが死んだ時には「魔神に魂を喰われる」こととなった。これによって、ミランジョは死後の世界に行くことはできなくなった。
ボッジの母親シーナとミランジョの母親が、三途の川の向こう側からなんとかミランジョの凶行を止めようとするのだが、もはやミランジョに引き返すという選択肢は残されていなかった。
シーナが「ボッジは強いだろう」と言ったときに、それは剣技が上達して実力がついたという意味だと思っていたが、どうやら強さとは「たくさんの人に守られている」ことを指しているようだった。それだけ、ボッジは魅力的な人間であり、人を引きつける力がある。ミランジョとは真逆の存在である。
2.四天王が破れたところに、ボッス王が現れる
オウケンの体をバラバラにするほど、戦いを優勢に進めている四天王だったが、結局、すぐに再生されてしまい四天王は破れてしまう。
オウケンがトドメを刺さずに油断している間に、「止血の術」を持つ冥府騎士団団長を助けて、みんなを止血しようとするが、それすらもオウケンに止められてしまうのであった。
そこに、ボッス王が現れて、全員をひとまとめにしてから、ヒリングの力を継承していたダイダの治癒能力を使って全員を回復させるのであった。
© 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会:皆が倒されてから現れるボッス王
ヒリング以外にみんなを回復できそうなのは、魔術を使えるミランジョぐらいだと思っていたのだが、ダイダも治癒魔法を使えるというのは、失念していた。
3.ボッス vs オウケン
みんなを助けたボッスは、その矛先をオウケンに向ける。不死身のオウケンと、強さだけなら王様ランキング1位であったボッスの戦いである。
このふたりの戦闘能力には、天と地ほどの差があり、オウケンの剣では一切ボッスの体に傷を付けることは出来ず、逆にボッスは一振りすればオウケンの体をペシャンコに出来るほどであった。
再生を続けるオウケンに対し、ボッスは鎧ごとオウケンを小さく丸めて、岩の中に押し込んでしまう。オウケンは小さく丸められた状態から元の姿に戻ることができずに、岩の中に封印されてしまうのであった。
ボッスの圧倒的な強さでオウケンを寄せ付けないのだが、「オウケンは救われることはない」と悟ったボッスは、永遠に岩の中にオウケンを閉じ込めることを決める。
自分としては、何かしら不死からの解放手段があるのでは?と思っていたが、岩の中で永遠に再生を続けるだけの存在として封印されてしまうのであった。
『王様ランキング』20話の感想・考察
ミランジョが「1度魔神を裏切っている」というのが、自分はまだ理解できていない部分である。これは魔神とミランジョの出会いまで遡らないとわからないのだろう。ミランジョは過去に魔神と何か契約をしており、彼女が瀕死になることによって、その約束を果たせなくなったということなのだろうか?
無敵かと思われたオウケンであったが、ボッス王の前ではあまりにも無力であった。そもそも戦いにならず、オウケンの体を自由にできるボッスに、最終的には岩の中に永遠に閉じ込められるという、悲劇的な結果として終わった。
オウケンを封印したボッスと、ボッジの戦いがついに行われそうである。ボッスが、みんなを助けたり敵対したりと彼の戦う真意というのはよくわかっていないが、ボッジが父親を超えるという意味では必要な戦いとなる。