『王様ランキング』22話のあらすじ
ボッジの手によって魔法の鏡は割られ、ボッスの魂は天へと昇っていく。そしてボッスからミランジョを託されたダイダは、現れた魔神にある願いを告げる。
© 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会:王様ランキング
『王様ランキング』22話の見どころ・ネタバレ
1.ボッスがダイダに過去の記憶を見せる
ボッスは天に召される直前に、ダイダに自分の過去の記憶を見せる。ミランジョと旅したこと、最強を目指したこと、そして息子のボッジを生贄に捧げたことをダイダは知っていく。
© 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会:ボッジを生贄にして力を得ていたと知り怒りに震えるダイダ
余命が近いボッスは「ダイダは自分に似ている」として、いつかミランジョの助けになるはずだと言い残す。この言葉によって、ダイダはミランジョのことをボッスに託されたと思うのであった。
「世界一強い男になりたい」という夢を追っていたボッスがなぜ、それをやめて王の座に落ち着いたのかと思っていたが、魔神の力で神をも倒せる強さを手に入れたボッスは虚しくなってしまったようだ。人の力を借りて得た最強の座は今までのような熱い思いをボッスには与えなかったわけである。
2.魔神に願いを言うダイダ
デスパーはデスハーと連絡を取り、魔神に雷を落とすことに成功し、倒れた魔神の首を跳ねる。デスハーは「魔神の首を返す代わりに願いを1つ叶えて欲しい」と取引を持ち出す。
デスハーがオウケンの不老不死の呪いを解いてやるとしたところ、ボッジが待ったをかけ、その隙にダイダが「ミランジョを生き返らせて欲しい」と願いを言う。
魔神は言われたとおり、ミランジョを生き返らせ、それと同時にどこかへ消えてしまうのであった。
ダイダは「父親から託された願い」「今まで育ててくれたこと」そして「暗闇の中で一緒にしてくれたミランジョ」を助けるために魔神に願いを言う。生き返ったミランジョを妻にするという展開はあまりにも予想外であった。それだけダイダはミランジョに恩義を感じていたのだろう。
3.王様ランキング1位になるデスハー
魔神の力を使って、オウケンの呪いを解くことに失敗したデスハーは、次の一手として「王様ランキング1位の報酬である宝物庫の財宝」に賭けていく。
王様ランキング1位になった人間は、宝物庫の財宝を得ると発狂したり、失踪するという噂があるので、デスハーもそれを警戒して1位になることを拒否していたのだが、オウケンの呪いを解くためにそのリスクを取っだようだ。
ずっと謎であった「王様ランキング1位で得られる報酬」が見られそうである。デスハーは噂とは違う結果を得ることができるのだろうか?
てっきりチャビ神が王様ランキングのシステムを作り出して「神々による支配」を継続していたと思っていたのだが、それもボッスによって殺されてしまっていたので、違うと予想できる。
王様ランキングというシステムを運営しているのは、どんな存在なのだろうか?
『王様ランキング』22話の感想・考察
ミランジョが子どもの頃に出会った鬼のような子どもは、魔神だったことが今回わかった。魔神は願いを叶えれば叶えるほど醜く成長していく種族のようであった。ミランジョが魔神との約束を破ったというのは「子供の頃にした、あなたには願い事は言わない」を指していたのだろう。
長らく続いたミランジョによる「ボッス王国崩壊」の話は、今回で解決となったようだ。結局、どちらの王子が王位を継ぐのか?という問題は残っているが、それも禍根を残さずに決めれそうである。
どちらかというと、デスハーが王様ランキング1位になることで、また何か問題が発生して物語が続きそうな感じはある。