アニメ『王様ランキング 勇気の宝箱(2期)』6話の見どころ・ネタバレ
引用画像は『© 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング 勇気の宝箱」製作委員会』
1.王様になったボッジ
第1期の後の物語が語られる。ボッジはボッス王国の王様になり、王様としての仕事をこなしていた。ミランジョの謀略によって国は被害を受けており、兵舎も老朽化するなど何かとお金がいる状態になっていた。
ベビンはボッジが親友のカゲを失って寂しい思いをしていると見抜き、ボッジを街の視察に誘う。街に出るとボッジの天真爛漫な部分が蘇り、一人で駆け出してしまう。ボッジは服が動物にボロボロにされてしまった子供を見つけたので、代わりに自分の服をあげてしまう。ベビンその行いを褒めつつも、王であるボッジが裸で風邪をひいては国を守れないといさめるのであった。
ボッジは飼っていた鳥がどこかに行ってしまい困っている子供を見つける。どうしても助けたいボッジはベビンの許しを得て、一緒に鳥を探すことにする。みんなが一生懸命、口笛や草笛を鳴らすと鳥が帰ってきて一段落となる。子供たちを見送るボッジだが、どこか寂しげな顔をしており、それを察したベビンは蛇たちにカゲを探すよう命じるのであった。
・王様としての職務を頑張るボッジ
今回から2期らしく1期のあとの世界の話が描かれ始める。ボッジは国王としての役目をしつつも、カゲが居ないことで心ここにあらずという感じになっていた。ボッジとカゲは二人が合わさって絶大な力を発揮できるコンビである。
四天王の中でもベビンは抜けて優秀な臣下という感じがする。ホクロから怖がられていて最初の印象は悪いが間違いなく人間としての機微を一番理解しているキャラクターだ。(鳥を襲ったワシにすまないと謝るあたりも広い視野を持っている)
後半で出てくるダイダの『兄上は国民に寄り添っている』というのがよく分かる前半であった。ボッジは後先を考えない行動は多いが、それゆえに色々な人達を魅了する。
2.ダイダが王様を受け継ぐ
ボッジが旅に出た後、ダイダが王様となった話が描かれる。ミランジョはヒリングの許しを得てダイダの妻になり罪人にはならなかったが、それでも彼女をよく思っていない人たちも多く、おおっぴらに活動できないでいた。
そして、ダイダが王様になったことで王様ランキングの審査員が再びやってくるという報告がダイダになされる。ダイダは前回とは違い四天王たちに頭を下げて稽古をつけて欲しいとお願いする。昔のダイダから変化した様子を感じ取った四天王たちはそのお願いを了承する。
老朽化した兵舎の跡地に何を建てればいいか決まっていない問題が発生する。ダイダは街に繰り出して国民から話を聞いて何を建てればいいか情報収集をする。そんなとき、ダイダはベビンから『ミランジョが森の奥で何か作業をしている』という報告を受ける。
ダイダたちが森の奥に進むとそこには小屋があり、そこでミランジョは子供たちに読み書きや手話を教えていた。ダイダは今までの情報やミランジョの活動から発想を得て、兵舎の跡地には学校を作ると決めるのであった。
・ダイダから稽古をつけて欲しいと言われる四天王たち
ミランジョはダイダの妻になったが、彼女のやったことをまだ許せない人たちは多く、活動は制限されているようだ。本来、死罪になるようなことをしたのだから当然と言えば当然だろう。
今回の王様ランキングの審査は、自分の力を過大評価していた前回とは違い、ダイダは四天王に頭を下げて稽古を頼む。四天王たちも顔を見合わせていたが、ダイダの成長が垣間見れた瞬間である。
ダイダの目標がボッジのような王になるというのは凄い心境の変化だ。逆に言えばダイダは『まだまだ実力が足りてない王様』であると自覚しているのだろう。
アニメ『王様ランキング 勇気の宝箱(2期)』6話の感想・考察。
最後に兵舎の跡地に学校を作るというのはミランジョのためにもなっており、かなり綺麗な終わり方になった。戦いの世界から復興と平和への世界への切り替えにも見えた。
これからは本格的に1期の続きを描いていくのか、それともまた1期で語られなかった話をアニメ化していくのかはまだわからない。続きが気になる自分としては今後の展開を描いて欲しいところではある。
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