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アニメ『【推しの子】』5話ネタバレ感想:演じるアクアと嘘はつきたくないルビー

アニメ『【推しの子】』5話ネタバレ感想:演じるアクアと嘘はつきたくないルビー
目次

アニメ『【推しの子】』5話の見どころ・ネタバレ

引用画像は『©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会』

1.アイドルユニットに誘われる有馬かな

アクアから突然呼び出された有馬かなはもしかして色恋沙汰の話かと思って緊張する。しかし、行ってみれば妹のルビーも待っており肩透かしを食らう。一刻も早くアイドル活動を始めたいルビー有馬かなをアイドルとしてスカウトする。

有馬かなルビーのアイドルとしての資質を認めつつも、苺プロダクションが大手でもなく実績もないこと、そして何より自分が可愛くないと思っているので断ろうとする。だが、そこでアクアがゴリ押しして何とか有馬かなを誘おうとする。

口では拒絶し続けた有馬かなだが結局、苺プロダクションと契約してしまう。有馬かなが押しに弱いということを知ってのアクアのアプローチだったが、嘘を言った覚えはなく、有馬かなの可愛さなら十分売れる可能性があると踏んでの誘いであった。

アニメ『【推しの子】』5話:有馬かな
・ルビーからアイドルの誘いを冷静に分析する有馬かな

アクアに興味を持つ段階から有馬かなは少しずつ好意の意識が芽生える(それでもコメディ要素な部分が強いが)。意識していたアクアからゴリ押しされて、結局折れてしまうあたりは可愛い先輩である。

アイドルユニットということで、もう少し人を集めるかと思ったが今のところはルビーと有馬かなの二人で売り出すようだ。アクアと有馬かなは年齢にそぐわずどちらも計算高いドライな部分を持っているが、まだ有馬かなの方が情熱があり、ゴリ押しに弱いといったような感情がある。

2.嘘でも求められたものをするアクア

アクア鏑木雅也から生前のアイの男性関係を聞き出すために「今からガチ恋始めます」という恋愛リアリティーショー番組に出演する。番組には芸能活動をしつつ、高校生である男女6人が集められて色々なイベントをこなしていく様子が撮影される。

アクアは普段の陰キャスタイルではなく、完全に演じて明るい男子生徒を装う。ルビーや有馬かなからは反感を買うのだが、番組の制作意図を汲むのなら当然だとミヤコは言う。前シーズンではカップルが最後にキスをしたこともあり、それぐらいする覚悟が求められている。

リアリティーショーは台本は無いが、演出はあるのでそこをどこまで汲み取るかは演者の捉え方次第になってくる。ファッションモデルの『鷲見ゆき(すみ ゆき)』は自分は臆病だと言いつつも、このチャンスとなる番組で何とか爪痕を残そうとアクアに対して積極的にアプローチする。

アニメ『【推しの子】』5話:黒川あかね
・「今からガチ恋始めます」に出演する黒川あかね・女優で高校2年生

アクアの番組側の意図を読み取ってその通りに演じるというスタイルはこの恋愛リアリティーショーでも実践される。身内からはまるで別人かと指摘されるような振る舞いを撮影時間の長いであろうリアリティーショーで演じ続けるのは大変そうだ。

すでに番組に出演しているのだから鏑木雅也から情報をもらってもよさそうだが、一応番組の最後まで出演したらアイの情報をくれるのだろうか?他人を使ってアイを殺そうとした犯人が、他人に情報を握らせているとは思えないので鏑木からの情報はあてにはならなさそうだ。

3.嘘はつきたくないルビー

何かと仕事があるクラスメイトの姿を見て、ルビーは早くデビューしたいと焦りを見せる。しかし、有馬かなは契約はしたものの乗り気ではないので話が中々前に進まない。そこで少しでも実績をつけるためにネットでのアピールをすることをミヤコが提案する。

苺プロダクションはネットに強い事務所であり、ネットで売れているタレントが多い。その中でも稼ぎ頭である覆面筋肉タレント『ぴえよん』にどうやって売れていくべきか助言をもらう。もっとも簡単に名前を売る方法として『有名配信者とのコラボ』が採用される。

寝起きドッキリ』はヤラセありきと聞かされたルビーは『嘘は嫌だ』と言って、ぴえよんとのコラボはガチの筋肉体操になる。筋肉タレントがやるような運動を最後までこなした二人はぴえよんから認められ、その上でユニット名を聞かれる。アイドル活動はもう拒絶できないと降参した有馬かなはユニット名をルビーに一任する。結果、二人のユニット名は『B小町』となるのであった。

アニメ『【推しの子】』5話:ぴえよん
・苺プロダクションで最も売れている男『ぴえよん』

苺プロダクションの事務所の大きさが謎ではあったが、一応、億単位の年収がある『ぴえよん』というタレントがいるとはわかった。有名な人を使って新ユニットを宣伝できるぐらいには苺プロダクションに力はあるということだ。

容姿がアイに似ていてしかもユニット名が『B小町』だと色々詮索されそうではある。何よりアクアとルビーの父親に目をつけられる可能性が高そうだ。しかし、アイを目標としていることが明確化しておりわかりやすい。

アニメ『【推しの子】』5話の感想・考察。

今回はアクアとルビーのスタンスの違いを見ることができた。アクアは番組が良くなる演出なのなら、嘘をついてでも別の自分を演じようとする。逆にルビーは嘘は付きたくない意志を示し、それを実行に移す。

ルビーはアイを目標にアイドルになろうとしているが、そのスタンスはアイと大きく違う。嘘をついてでも観客に笑顔を見せていたアイに対して、ルビーは嘘は付きたくないようだ。ルビーの中でのアイドル像が明確にあるのかもしれない。

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