アニメ『【推しの子】』7話ネタバレ感想：アイを再現する黒川あかね

助けたのはアクアであったが、実際、異変に気づいたのはMEMちょが最初のようだ。キャラごとの家庭環境がわからないので何とも言えないが、なんでMEMちょは黒川あかねが不在だと気づいたのだろうか。

アクアの『人は簡単に死ぬ』という言葉は前世が医者ゆえに発した言葉か、それともアイの死を思っての言葉か。前世が医者という事もあって、アクアは何かと正義感が強い。

アクアの何かを計画して実行に移す能力の高さは群を抜いている。しかし、それは用意周到で必ず成功させるという意味ではなく、博打を打つがその成功確率を上げるというやり方だ。博打打ちだが計画的という不安定さが彼にはある。

唐突に出てきた『シャーデンフロイデ』という言葉が気になって調べたが『自分が手を下すことなく他者が不幸に見舞われた時に生じる、喜びといった快い感情』のことを言うらしい。アイを死に追いやったであろう父親も自分では手を下していないので、この感情になった可能性はある。

天才のアイを模倣するのは不可能と思われたがそれをやってのける黒川あかね。彼女もまた天才だったということか。彼女が真面目にメモを取る様子は、何かを演じる時のやり方の延長線の癖だったことが今回わかった。まさに恐怖を覚えるほど徹底的にその人物を研究している。

アイの『目の光』は先天的な個性と思っていたが、あれは真似できる『自分に自信がある目の光』だったことがわかる。ある意味、アクアやルビーもアイのように両目に光が宿るときが来るかも知れない。