『リターン~ある外科医の逆襲~』127、128話の見どころ・ネタバレ
1.焦る二階堂宗利理事長
五十嵐徹から1週間の期限を言い渡された宗利理事長は焦りだす。特に取引先からキックバックを受け取っていた件は致命傷となると思い、そのすべての罪を本居教授に擦り付けようとする。
宗利から命令を受けた春馬は、その手で徹を殺そうとするがその手を止める。春馬の中に、何か今までとは違う感情や目的ができたことをうかがわせる。
宗利はというとストレスから酷い頭痛に苦しむ。そんな中「美穂を説得して徹を黙らせる」という自称・妙案を思いついた宗利は、さっそく美穂に会おうとするのであった。
©Kakao piccoma Corp.:自分の罪を本居教授に擦り付けようとする二階堂宗利
いまだに大日グループの縁者ということで、周りに言うことを聞かせようとする宗利であるが、もはや落ち目の彼を助けてくれるような存在はいないだろう。
それよりも春馬の行動の方が気になる。ラストチャンスということは本人もわかっているだろうから、それに向けて何か秘策があるのだろうか?
2.美穂に拒絶される宗利
電話に出ない美穂に苛立ちを隠せない宗利は、美穂が仕事をしている手術室に足を運ぶ。
宗利は今すぐ手術を止めて俺を話せと言うが、美穂はそれを無視。手術後、次の患者のために動こうとした美穂を宗利が強引に連れ出す。
宗利は「親の言うことは絶対に聞くはずだ」という理論で美穂を説得しようとするが、美穂は断固それを拒否する。宗利は怒りに任せて美穂を殴ろうとするが、そこに徹が現れて助けるのであった。
©Kakao piccoma Corp.:美穂に暴力を振るおうとした宗利に怒りをあらわにする徹
美穂からの相手にされなくなり、宗利の姿はまさに滑稽という他ない。いまだに自分の言うことをみんなが聞いてくれると思っているらしく、現実とのギャップに気づいていない。
結果的に徹の怒りを買ってしまい、万策尽きた感じがある。
『リターン~ある外科医の逆襲~』127、128話の感想・考察
二階堂宗利の実に滑稽な回、という感じであった。すでに、正当性や実力、権威は五十嵐徹の方が上回っており宗利側に付こうという人間はゼロになってしまった。
五十嵐徹の転生前、転生後の世界の巨悪の根源の終焉が見えた。