『リターン~ある外科医の逆襲~』131、132話の見どころ・ネタバレ
1.不安感がなくならない徹
五十嵐徹の推薦もあり大日病院の院長は暁教授に決定する。元々人望があり、優秀な人物であったことから経営悪化していた大日病院の経営状態は早々と上向くことになる。
徹はと言うと、宗重会長から急かされる形で結婚式の準備をすることになる。実際は、やる気になった宗重会長はほとんど準備してしまうわけだが。
結婚式の準備を終えた徹はあまりにも幸せな人生を喜びつつも、不安感にさいなまれる。そんな徹の前に日本に来ていたマフィアのマリーとロバートが現れるのであった。
©Kakao piccoma Corp.:宗重会長から結婚式の準備は進んでいるのかと指摘される美穂と徹
諸悪の根源と言っていい二階堂宗利を倒した徹だったが、やはりまだ春馬という存在が健在な以上、不安感は拭えない。
ここでまたマフィアのマリーと出会うことができたというのは、二階堂宗利のときと同様に、違法な行為をするやつには、違法なことをやってるやつの助力が必要ということだろうか?。
2.麻酔銃を渡される徹
マリーたちと偶然出会った徹は、今抱えている不安感を話し出す。不安の対象は春馬だと言い当てたマリーは徹に護身用として麻酔銃付きの万年筆をプレゼントする。
春馬はというと大日病院にまだ在籍はしているものの、もう手術はしなくていいと言われ、再契約もしないと宣言される。
実質的なクビを言い渡された春馬に、明日香から連絡があり、ふたりでディナーをすることになる。そんな明日香に春馬は「今週末旅行に行こう」と誘うのであった。
©Kakao piccoma Corp.:春馬とディナーをする明日香
マリーたちから麻酔銃という露骨な武器を渡された徹。春馬も「旅行」で何かを企んでいるらしく、決戦の時期が近づいている予感をさせる。
二階堂宗利もそうだったが、春馬も「病気をずっとほっておいている」ので取り返しが付かない重症を負う可能性がある。
『リターン~ある外科医の逆襲~』131、132話の感想・考察
マリーは春馬も徹底的に調査したらしいが、何も証拠がでなかった。ここらへんは父親の宗利とは違い、優秀さゆえに証拠も一切残さなかったのだろう。
証拠が無い以上、春馬を罰せれる方法はなく、病院から追放するぐらいのことしかできない。良くも悪くも春馬には次の事件を起こしてもらって、そこで確たる証拠を掴み、法的に罰するしかないだろう。
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