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『リターン~ある外科医の逆襲~』145、146話ネタバレ:ついに本編完結

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『リターン~ある外科医の逆襲~』145、146話ネタバレ:ついに本編完結
目次

『リターン~ある外科医の逆襲~』145、146話の見どころ・ネタバレ

1.半身火傷の医者

島での診療を終えた徹は、次に体の不自由なお年寄りのために往診に行く。道中、徹が功補に医者になりたい理由を聞くと「父親がかっこいいと思って」と言ってくれる。

島のお年寄りたちには治療を施した跡があり、理由を尋ねるとこの島には医者が一人いるという。どうやら徹が海辺で見た半身火傷の人物が医者だとわかる。

徹たちが本土に帰ろうとすると島に嵐がやってくる。しかも、その嵐で大怪我をした患者が現れる。手術をすればなんとか命を繋ぎ止めれるが、一人では手術ができない。

悩む徹の前に、島唯一の医者という半身火傷の男が現れるのであった。

『リターン~ある外科医の逆襲~』145、146話:徹

©Kakao piccoma Corp.:どうして医者になりたいのか功補に聞く徹

今まで作中で徹が後継者を育てるような描写はなかったが、功補がある意味、その後継者になりそうな予感はさせる。しかし、そこを描き出すとかなり長くなるので、また別の話ということだろう。

再び、半身火傷の男が現れる。十中八九、これは春馬なのだが、徹はギリギリ気づいていない。仮に気づいても指摘はしなさそうである。

2.物語の完結

半身火傷の医者の登場によって手術が決まると、手早く簡易手術室をふたりで完成される。徹は相手に不安感を抱きながらも、もう彼に頼るしかないとして手術を始める。

手術道具が限られており手術は困難を極めたが、半身火傷の的確なアシストによって手術は無事成功する。

半身火傷の医者は何者なのか、徹は心のどこかで彼が誰なのかを想像する。徹は春馬とよく飲んだ酒を片手に、半身火傷の医者の元へ行く。

半身火傷の医者がその酒を飲むと「私の好きなお酒です」とボソリとつぶやく。徹はその一言で彼が誰なのか確信するが、徹は何も言葉を発せず、島にきらめく綺麗な夜空を見上げるのであった。

『リターン~ある外科医の逆襲~』145、146話:徹

©Kakao piccoma Corp.:半身火傷の医者が誰か確信して夜空を見上げる徹

この146話を持って『リターン~ある外科医の逆襲~』の本編は完結を迎える。春馬は牢獄で罪を償うという形ではなく、その身分を隠しながら離島で医者として罪を償うという生活をしていた。

徹としても、あえてお前は春馬だとは指摘せず、彼の第二の人生を黙って見送るという形を取った。

『リターン~ある外科医の逆襲~』145、146話の感想・考察

146話ということで、約3年ほどの連載期間だと思うが、これをもって本編は完結を迎えた。徹と二階堂親子の戦いはすでに途中で完結していたが、「春馬のその後」まで描く形となった。

無期懲役の極悪な罪を重ねた春馬だったが、最終的には「離島の医者として罪を償う」という選択をする。徹としても許せない感情があると思うが、それを黙って見送るというのは、徹としても最後の施しだったのだろうか?

146話とピッコマでは長編作品の部類だと思うが、最後まで読めたし楽しませてもらった。人の人生一周分を「転生モノ」として描いてくれたのは実に満足感が高い作品であった。

最後まで読んで頂きありがとうございます。良ければ次の記事もどうぞ!
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