『リターン~ある外科医の逆襲~』16話、17話の見どころ・ネタバレ
1.幸運にも好成績なセンター試験
センター試験の結果を待ちつつ、普通に生活する五十嵐徹。意識の朦朧とするなか、テストを解いていたことから、徹はテスト結果は散々なものだろうと予想する。
しかし、テスト結果は正答率9割を超えて、徹が通う高校でも歴代1位の成績を叩き出した。どうやら、意識が遠退くなか、前世の記憶のテストを思い出して答えを書いたのが功を奏したようだ。
©Kakao piccoma Corp.:センター試験で高得点を出して嬉しがる徹の母親
徹の名前は一躍有名になり、テレビからインタビューを受けるほどとなるのであった。
一命を取り留めた代わりにテストはダメだったという結果になると思ったら、テスト結果も良くいいとこ取りの結末となった。しかも、その劇的な結果にテレビインタビューもされて名が売れることとなる。
てっきり、ここで一浪して人生2周目ながらも失敗はあるという展開だと思ったら、このピンチも乗り切ることができた。この調子なら、徹が目指している一流大学の東成大に受かるのも視野に入ったと言えるだろう。
2.大学合格後はお金稼ぎに勤しむ
センター試験を好成績で終えた徹は、東成大の医学部を受験して見事に合格することになる。みんなそれぞれの道を歩んだが、春馬も東成大の医学部に進み同期となる。
入学後の最初の2年間はさほど忙しくない医学部なので、徹はその時間を使って家庭教師のバイトをして稼ぐ。教え子からの恋心や、同期からの飲みの誘いを断って、徹はバイトに明け暮れる。
徹はバイトで貯めたお金を使って、前世の記憶を元に投資をして、さらにお金を稼ごうとしていた。やはり、前世ではとにかく金に困っていたので、その反動か、お金への執着心が凄い。
胃潰瘍という窮地を乗り切った徹は、すでに高い学力を持っていたので、目標だった東成大医学部へはなんなく合格する。しかし、あくまでも合格は通過点の徹にとっては、その後のバイトの方が念願だったようだ。
やっと自分で稼げるようになり、その稼いだお金をさらに増やすために画策する。父親の死を回避した徹にとって、次の目的は、いかに金を増やすか、そしていかに楽に金を稼げる職業につくかというところにフォーカスされ始めている。
『リターン~ある外科医の逆襲~』16話、17話の感想・考察
高校生編が終了して、次は大学生編がスタートする。中学生時代からの友人である正樹とは進学先が別れたが、美穂という新キャラクターが登場する。
医学部での1,2年目は勉強の重要性が低いので、今まで受験勉強に明け暮れていた徹は、次にバイト漬けの生活となる。徹としては前世の記憶もあり、かつ目的もしっかりしているので、やることが常に極端になっている。