『リターン~ある外科医の逆襲~』29話、30話の見どころ・ネタバレ
1.時は3年経ち、現場で臨床実習
時は経ち、現場で臨床実習をする実習生に五十嵐徹たちはなる。あとには医師国家試験なども待っており、忙しさはさらに加速していく。
実習生になった徹たちは内科教授で美穂の兄でもある二階堂智章(にかいどう ともあき)から教えを受けるなど、徐々に実践に近い場所で働くことになる。
実習生のめんどうは主治医1年目の小野田民生(おのだ たみお)が受けるのだが、忙殺されてか、態度が悪いのであった。
とうとう、実習生として働くこととなり、医者になるための最終段階となる。外科医を経験している徹からしても忙したを警戒するものであり、かなり実習生が鍛えられる期間だと言える。
小野田民生という「相沢剛士2号」のような存在が現れる。こいつも成績優秀な徹に突っかかってきそうなキャラである。徹は行く先々でこのような、妨害キャラが待ち受けている可能性が高い。
2.古賀教授から頼りにされる
古賀教授の回診が始まり、小野田民生含めて実習生もそれについていくことになる。民生の患者への処置が不適切だと古賀教授はそのたびに怒り出す。
古賀教授は実習生たちに「なぜ怒っているのか、そして何が正解なのか」を質問する。みんな黙るなか、徹が適切な答えを言う。
©Kakao piccoma Corp.:徹のことを信頼して質問を投げかける古賀教授
これによって徹は古賀教授から気に入られ、なにか問題があるとそのたびに、徹に質問を投げかけるようになる。実力を買われた徹は古賀教授から「内科に来て弟子にならないか?」と誘われるのであった。
高校時代に古賀教授へ高校生離れした胃がんの治療法の指摘をしたことで、古賀教授からは徹は天才だと思われている。それは実習生になった今でも変わっておらず、その期待に答えるがごとく、徹は的確に古賀教授からの質問に答えてしまう。
胃がん治療の権威の古賀教授から「内科に来ないか?」と言われてしまうと、形成外科を目指している徹としては具合が悪い。しかし、徹の性格なのか、アホな実習生を演じることも出来ずに高評価は続いてしまうのであった。
『リターン~ある外科医の逆襲~』29話、30話の感想・考察
前世では外科医だったこともあり、実習生での成績は当然良くなる徹。相沢剛士のときと同じで主治医1年目の小野田民生から嫉妬心を買いそうである。
しかし、実力もあって、さらに上の古賀教授からも実力を認められているので、剛士のときのように不正でもしない限り徹の快進撃を止めるのは難しいだろう。