『リターン~ある外科医の逆襲~』81話、82話の見どころ・ネタバレ
1.明日香からの告白
徹に対して積極的にアプローチしていた明日香が、徹に大事な話があるとして呼び出す。呼び出された徹は明日香から告白をされる。
前世の妻と付き合うのも悪くないと一瞬考える徹だったが、「好きな人が居る」と言って明日香の告白を断るのであった。
それから2ヶ月が経ち、徹は血友病という難病を患っている子どもを受け持つことになる。患者の母親が神経質で厄介だという噂が広まっており、実際に教授が何人も訴えられていた。
明日香が徹に告白することで、恋愛事情が進展する。徹は自分の恋心に気づいていたようで、明日香からの告白は比較的冷静に断ることができた。前世の妻を振ったことから、徹の人生はまた一つ前世とは違うルートを選択したことになる。
2.春馬の指摘が的中
血友病患者が胆嚢炎になったために、徹が手術を行う。手術は無事に終わり、なんとか患者の体調が戻るのだが血友病患者ゆえに油断はできない(出血が大敵)。
無事に手術を終えたことから、母親からの信頼も少しずつだが得られるようになる。そんな徹の元へ、春馬が通りすがり、不吉なことと嫌味を言って去っていく(二人の仲は完全に悪くなっている)。
血友病患者の容体が急変する。足からの出血が発生し、それが原因で肺炎になったようだ。ヒステリックになる母親を患者の子どもが止めてなんとか治療ができるようになる。処置はなんとか上手くいき、峠は超えるのであった。
©Kakao piccoma Corp.:ヒステリックになる血友病患者の母親
血友病患者の手術が成功することで、体調が戻るのだが、春馬の不吉な予言をきっかけに体調が急変する。二階堂智章の死のときもそうだったが、春馬は「証拠を全く残さず犯行をできる能力」を持っているのではないかと疑いたくなる。
徹はというと、ヒステリックになる母親を黙らせれるぐらいには患者との信頼関係を築けていたようだ。最悪、母親に邪魔されて患者が死ぬという可能性があったので、徹のナイスプレイといったところか。
『リターン~ある外科医の逆襲~』81話、82話の感想・考察
長らく続いていた徹、美穂、明日香の三角関係は明日香の告白を断るという形で決着した。終始、恋愛沙汰に無頓着だった徹だが、美穂への恋心には気づいていたようだ。
どういうカラクリかはわからないが、どうも春馬は「証拠を残さず医学的な犯罪」を実行できる能力を持っているようだ。二階堂宗利とは違い、直接的に殺人覚悟で徹を攻撃してきている。だが、証拠がないので春馬を訴えることができない。