『リターン~ある外科医の逆襲~』96話、97話の見どころ・ネタバレ
1.アメリカ行きを決意する徹
日本で医業停止処分を受けた徹だったが、アメリカで医師免許を取り直せば、セントジョゼフ病院にすぐにスカウトできるという。
嵌められたとはいえ、人を死なせてしまった自分にそんな資格があるのかと疑問に思うのだが、エイミーからの後押しもあって、アメリカ行きを決意するのであった。
今回の話で、エイミーの家系が美穂以上の上流階級の家庭だとわかる。経済だけでなく、政治家にも親戚がいるので、その範囲は二階堂家よりも広そうだ。
五十嵐徹がやってきた功績は「天才」の一言では表現しきれないものとなっている。(徹の前世の記憶、経験、そして今世の努力のおかげで、一番利益を得たのはエイミーが所属するヘインス社だろう)
物語としても、医業停止処分された徹が日本にいても話が前に進まないので、ここでアメリカ行きとなるのは必然といえる。徹の目標である「最高の医者」になるためにも、必要な経験だろう。
2.美穂にプロポーズする徹
アメリカの医師免許試験をパスした徹は、アメリカ行きが正式に決定する。
徹は空港に見送りに来た美穂に、プロポーズをするのであった。徹は2年以内にセントジョゼフ病院の教授になって、日本に帰ってくると美穂に約束する。
©Kakao piccoma Corp.:美穂にプロポーズする徹
アメリカの空港でエイミーに出迎えられた徹は、エイミーから院長の叔父は徹のことを認めているが、全員がそういうわけではないと警告をするのであった。
ここからは、日本と同じで「医師としての実力を示していく」パートになるのだろう。
徹としても、日本でやってきたことと、同じことをするだけなので相当自信があるようだ。しかも、日本では「目立たないようにしよう」というセーブした気持ちで動いていたので、アメリカでは全力で行きそうである。
『リターン~ある外科医の逆襲~』96話、97話の感想・考察
今回で、大日病院編は終了して、「アメリカ編」スタートと言った感じである。
最初の目的は、徹の実力に疑問を持っている人間を騙されるということになりそうだ。
徹が正式に美穂にプロポーズをしたことで「2年以内に日本に帰る」という時間制限もできたので、大きく成長した徹vs大日病院の春馬という構図が、いつか訪れることが予想できる。