『錆喰いビスコ』11話の見どころ・ネタバレ
1.ビスコの代わりとして戦うミロ
テツジンからの攻撃をアクタガワに防いでもらい、なんとか助かったミロとジャビ。ミロは、テツジンのことを黒革だと思っているので、テツジンの行き先が「忌浜県」であることを確信する。
ミロの目つきや言動はどんどんビスコに近づいていき、その様子を見たジャビはビスコの魂がミロに引き継がれたのだとはっきりと分かるのであった。
テツジンはどんなものでも一瞬で錆に変えてしまうというとんでもない兵器である。これを使って、世界侵略でも考えていたのかわからないが、結局、日本を錆びだらけの世界にしてしまう結果になってしまった。
黒革の魂はテツジンに引き継がれ、ビスコの魂はミロに受け継がれるという対比となっている。ミロは目つきや言動がビスコに近づき、しかもキノコ守りとしての腕もビスコに匹敵しているようだ。
2.テツジンの街を襲うテツジン
テツジンは忌浜県への通り道に存在する「テツジンの街」を襲う。テツジンの街の子どもたちは勝ち目がないと早々に判断し、逃げることにする。
子どもたちを逃がすためにナッツがテツジンの囮となって戦っているところに、ミロが助けに入る。パウーの助け、そして忌浜自警団の増援が来て、一緒にテツジンへ攻撃を仕掛ける。
なんとか、テツジンを追い詰めることに成功するのだが、テツジンが新しい兵器を使って攻撃し、一瞬で忌浜自警団を壊滅させ、そしてミロたちにも新兵器の攻撃をしてくるのであった。
ミロを筆頭にテツジンに有効な攻撃を与えていくのだが、テツジンも新しい攻撃を繰り出してくるあたり、テツジンの乗り移った黒革が徐々にテツジンの動かし方を理解していっているようにも見える。
ここで、チロルがテツジンの設計図を手に入れたことから、弱点が分かる可能性が示唆された(現状、テツジンの倒し方が不明なので)。
3.ビスコの復活
テツジンの新しい攻撃パターンに皆がやられる中、ミロは単独でテツジンに戦いを挑もうとする。
© 2021 瘤久保慎司/KADOKAWA/錆喰いビスコ製作委員会:テツジンと対峙するミロ
ミロはキノコ守りとしての技術を使い、テツジンに近づくことに成功する。そして、テツジンの核と思われる部分を攻撃し、テツジンの動きを止める。だが、停止も一瞬ですぐに動き出したテツジンにミロはやられてしまう。
そんななか、核の中から死んだと思われたビスコが無傷の状態で現れるのであった。
さすがに、「錆喰いビスコ」というタイトルで、ビスコが死ぬとは思ってなかったが、思いのほか復活までに話数を消費した感じがある。ビスコと、ビスコの魂を継いだミロという、ダブルキノコ守りコンビが完成した形となる。
黒革もテツジンに取り込まれていたが、ビスコもそうだったということなのだろうか?生きていた理屈みたいなのは、よくわからない。
『錆喰いビスコ』11話の感想・考察
ビスコが復活したことで、テツジンを倒すための戦力がグッと増えた感じである。ビスコがいない間に、ミロがキノコ守りとしての腕を急激に上げていったので、実質的にビスコがふたりいるような状態と言える。
復活したビスコの体が光っていたことから、何かの能力に目覚めている可能性はある。タイトル通り、錆喰いの力を手に入れたビスコとかになっているのだろうか?
テツジンの力を手に入れた黒革 vs 錆喰いの力を手に入れたビスコという構図なら面白そうだ。