『スローループ』11話のあらすじ
峠道を走る車の中で、酔った様子のひより。ひよりを心配して休憩がてら立ち寄った場所は、眼下に美しい湖が広がっていました。今日はかねてより計画していた「紅葉狩り釣り女子キャンプ」の当日です。荷物をテントサイトまで運び終え、早速釣りに向かった子供たち。釣りを始めたひよりと二葉を、恋と藍子は座って眺めていました。しかし藍子は浮かない顔で…。
©うちのまいこ・芳文社/スローループ製作委員会
『スローループ』11話の見どころ・ネタバレ
1.女性たちだけで来た釣りキャンプ
海凪家と吉永家の女性たちと福本姉妹、二宮藍子、宮野楓という大所帯で来た紅葉狩りも兼ねた釣りキャンプが開催された。
大人たちがキャンプの用意をする一方で、子どもたちは釣りをし始める。釣りをするメンバーはいつものひより、二葉、小春となり、それを眺めるのが藍子と恋になった。
恋と二人っきりとなった藍子は「二葉が他の人と仲良くしてるのがモヤモヤする」と恋に相談する。どうやら藍子の中で、自分は二葉にとって一番の存在でいたいという思いがあるようだ。
今回は、恋ちゃんフォーカスした話で、色んなキャタクターの手伝いや相談、話し相手をする回となった。
ここでは藍子の相談に乗ってあげて「二葉は藍子と一緒にいるときが一番楽しそうだ」と客観的なアドバイスを送っている。宮野楓からも指摘されたが学生たちの中では一番のお姉さん役なのが恋だろう。
2.夕飯作りの手伝いをする子どもたち
小春が中心となって、釣ってきたニジマスを調理し始める。肉に関しては楓がローストビーフを用意していた。
ここで「カモを狩猟する季節」が近づいているという話になり、ひより、小春、恋がこぞって楓に猟に連れてって欲しいとお願いするのであった。
もしかしたら、狩猟回とかもあるかもしれないが、次回が最終回となるのでお預けになる可能性は高い。楓も一緒に連れていけるのは一人までと言っているので、全員いっぺんに参加するのは難しそうだ。
3.再婚をした経緯
過去に、恋は母親から聞いた「ひなたの母親が再婚する話」をひなた自身にしたところ、実はひなたも知らなかった、ということがあったらしい。
恋はこのことを謝りたいと思っており、今回のキャンプを機に恋はひなたに謝罪をする。しかし、ひなたはむしろ「再婚する話」をしてくれて良かったと説明する。
どうやら、恋が話した時点では、ひなたの母親は再婚をするつもりがなかったらしい。だが、恋から話を聞いたひなたは母親の後押しをして、結果として再婚することになったのである。
恋の母親と、恋自身の早とちりとは言え、恋の話によってひなたの家の運命が大きく変わっていたことがわかる。恋の発言によって、今の未来があるのだから、ひよりが恋のことを感謝しているというのもうなずける話だ。
©うちのまいこ・芳文社/スローループ製作委員会:恋には感謝していると言うひなた
ひよりは海凪一星とすぐには親しくなれなかったが、再婚自体は賛成だった(むしろ後押しした)というのが今回明言された。再婚する直前の話は、語られていなかったので、ここでそれが知れたのは良かった。
『スローループ』11話の感想・考察
恋の「一番最初の記憶」というのは、今回の一番最初に流れたシーンのことだろう(恋はひよりと小春に対して秘密にしていた)。恋にとって一番安心できる場所は、ひよりの隣であると表現されたシーンであった。
今回、恋は小春の釣りの手伝い、藍子の相談、ひよりの飲み物の用意など、まさにみんなのお姉さんとして大活躍という感じであった。恋は常に客観的で冷静な目線で物事を見ているので、人から頼られたり、アシストすることが多いのだろう。
特に、ひよりについては子どもの頃から一緒で何でも知っているという自負があると言える。だからこそ、最後のシーンでひよりから「再婚話の裏側」を聞けたのは、恋にとって、また一歩ひよりと仲が深まる会話であった。
Amazon:最新刊↓
》スローループ 6巻 (まんがタイムKRコミックス)