『俺だけレベルアップな件』153話、154話の見どころ・ネタバレ
1.超大型ゲートの出現
犬飼が正式に日本ハンター協会の会長に就任する。そんな中、トーマス・アンドレとドイツのS級ハンター・レナート・ニールマンが来日し、我進ギルドのオフィスを訪れる。
レナートが来日した理由は水篠旬に護衛を頼むつもりだったらしいが、トーマス・アンドレが先に用を済まそうとする。以前の戦いでギルドメンバーに死傷者を出さなかったお礼として、カミッシーの牙を材料とした短剣をプレゼントする。
水篠旬はカミッシーの短剣の性能の高さに驚いていると、何か異変を感じる。トーマスと共に外に出ると、東京の空に今までのゲートとは比べ物にならない超大型ゲートが出現していたのであった。
© Kakao piccoma Corp.:引っ越しを提案する葵とそれをやんわりと否定する母親
くしくも、日本に世界的なハンターが集まっているときに東京で超大型ゲートが出現する。水篠旬以外にも強力なハンターがいるのなら対応できそうである。
トーマス・アンドレがくれたカミッシーの短剣は、今後、君主たちと戦うときに活躍してくれそうだ。インフレが加速して、とうとう国家権力級との共闘の展開まで進展しそうである。
2.ダンジョンブレイクを待つ人たち
超大型ゲートの出現は世界で東京だけであったが、他の地域に出現するのは時間の問題だと予想された。しかも、ゲートが開いていないため中にも侵入できず、ダンジョンブレイクを待つのみとなった。
超大型ゲート出現後、他のゲートが出現しなくなり、暇を持て余した水篠旬はベルと訓練を付ける。ベルは元帥級のレベルマックスになっているが、それでも君主たちには太刀打ちできないと判断する。
一方、トーマス・アンドレは日本に留まり続けており、超大型ゲートのダンジョンブレイクを待っていた。世界の命運を分ける戦いが起こる場面を見てみたいという欲求があるようだ。
© Kakao piccoma Corp.:訓練のため水篠旬と戦うベル
DFNに出現した巨人族が出てきたゲートもそうだったが、巨大なゲートへの対処法はダンジョンブレイクを前提とした戦いになっている。支配者側の狙いである「地球の強化」は終わったので、舞台が地球になっているのかもしれない。
君主は単体として強力であり、影の兵士たちがいくら束になっても意味がない可能性がある。ベルも通じないとなると、水篠旬本体で君主たちを相手する必要がでてきそうだ。
『俺だけレベルアップな件』153話、154話の感想・考察。
超大型ゲートの出現で、次に戦うべき相手がほぼ確定する。トーマス・アンドレを筆頭に、他の国のハンターも来ていることから共闘して対処することになりそうだ。
問題は、酷寒の君主がいつ仕掛けてくるかだが、相手方のタイミングとしては超大型ゲートがダンジョンブレイクしたタイミングが良さそうである。
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