『俺だけレベルアップな件』173話、174話の見どころ・ネタバレ
1.竜帝を孤立させる
竜帝は剛体の君主と連絡が取れなくなり違和感を覚えるが、意識を切り替えて水篠旬に攻撃する。旬は飛龍カイセルに乗って、影の軍団を召喚し、竜帝を攻撃させるが、竜帝が軽く攻撃すると全ての影を消し去ってしまう。
ゲートを使って逃げようとする旬を竜帝が追うと、出た先では水篠旬の影の兵士たちが待ち構えていた。剛体の君主は倒された後で、配下たちも影の兵士にされていた。しかし、竜帝も幻界の君主ヨグムントの力で竜を召喚して全面対決になる。
だが、水篠旬は召喚を全て解除する。旬はカミッシーのルーン石で得たスキル『ドラゴンフィア』を使って、竜帝以外の全てのモンスターを戦闘不能にさせる。驚いた竜帝の一瞬の隙を突いて、竜帝をゲートの中へと引き込み、旬が用意していた無人島に竜帝を孤立させることに成功するのであった。
© Kakao piccoma Corp.:竜帝の攻撃で水篠旬の影の兵士たちが一瞬で消される
カミッシーのルーン石は竜帝を倒すためではなく、竜帝を孤立させるために使われる。水篠旬の目論見通り、君主たちを各個撃破していき、かつ最後は竜帝を孤立させることができた。
旬としては最高の舞台を整えることが出来たので、あとは竜帝の部下たちが来る前に竜帝を倒すことができたら勝ちである。危惧すべきところは、どうやって竜帝を倒すということか。
2.竜帝からの提案
水篠旬は影の兵士たちと連携して竜帝にダメージを与えていくが、竜帝が『ドラゴンフィア』を使ったことで影たちが行動できなくなってしまう。旬は影の召喚を解除して、竜帝と1vs1になる。
竜帝は自分の名を「アンタレス」と名乗った上で、水篠旬に提案を持ちかける。旬の実力を認めており、一緒に支配者たちを倒してくれるのなら、家族や国を助けてもいいし、望むのなら地球からも撤退すると言う。
竜帝からの提案は一見魅力的に映るが、旬は竜帝の「影の君主を殺したくてたまらない」顔を見て、その提案を拒絶するのであった。
© Kakao piccoma Corp.:君主たちの配下を倒して一息つく向坂雫
竜帝を孤立させて、1vs多数という構図にできたが、相手もドラゴンフィアが使えるので結果的に1vs1になる。竜帝としては最終目的は支配者たちに勝つことなので、水篠旬を仲間に引き入れようとするのは普通の行動である。
しかし、破滅の君主だけあって全てのものを破壊したいという衝動が一番上に来ているので、水篠旬と仲間になるというのはありえない選択肢だった。
『俺だけレベルアップな件』173話、174話の感想・考察。
竜帝を孤立させれたのは良いのだが、結局竜帝が強すぎて実質的に1vs1の状態になってしまう。お互いドラゴンフィアを使えるので、仮に竜帝の援軍が来ても結局は1vs1になりそうだ。
竜帝が言うように支配者たちの目的は君主たちの討伐なので、全てが終わった後に影の君主である水篠旬をどのように扱うかは少し怖さがある。一応、先代の影の君主には支配者たちは首を垂れていたので敵対するというのは考えづらそうだ。
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