『俺だけレベルアップな件』53話、54話の見どころ・ネタバレ
1.アイスエルフのボスの実力
アイスエルフのボスから水篠旬は人間ではないと言われる。どうやらモンスターは常に「人間を殺せ」と命じられており、水篠旬はその対象になっていないようだ。
アイスエルフの軍団に対して人数差があるが、水篠旬が影の軍団を召喚したことで数は逆転する。しかし、アイスエルフのボスは旬よりも強く、仮にイグリットと一緒に戦っても厳しい相手だと判断する。
そこで旬は意図的に気絶していた上原を起こし、自分を襲わせる。その隙を突いて上原をイグリットで殺し、その死体から影を抽出するのであった。
© Kakao piccoma Corp.:怒りに任せて水篠旬に襲いかかる上原
アイスエルフのボスからなぜ、人間ではないと判断されたかは水篠旬が「プレイヤー」になったからだと、旬自身は判断する。どうやらモンスターも何かしらのシステムから命令をされているのかもしれない。
ここらへんの「そもそもなぜゲートが開き、なぜモンスターが存在するのか?」のこの世界の成り立ちについては何も言及されていない。この水篠旬のレベルアップシステムを介して、世界の成り立ちについて知ることができるのだろうか?
2.アイスエルフのボスの撃破
上原の影を抽出した水篠旬は影に「アイアン」と名付ける。元々タンクという事もあり、挑発を使ってアイスエルフのボスのヘイトを買う。
個別で見るとアイスエルフのボスの方が実力で上回っているが、水篠旬、イグリット、アイアンに囲まれ、徐々に劣勢になっていく。
周りにいたアイスエルフも全て倒されて残るはボスのみになる。最後は数の暴力でボスを倒すことに成功する。これによってレッドゲートの出口が開き、脱出できるようになる。
© Kakao piccoma Corp.:アイアンの挑発を食らって攻撃対象を変えるアイスエルフのボス
実力で上回る相手を影の軍団を使って倒せたのは、ネクロマンサーに転職した効果が出た証だ。実力で上回る相手を数の暴力で倒し、そいつを影の軍団に加えれば物凄い速度で戦力が上がっていく。
しかし、元A級の上原をも仲間にできるのだから凄い軍団になっている。今後、A級クラスの死体を手に入れたら仲間にできると考えると、上位ギルドよりも強い部隊を編成できる。
『俺だけレベルアップな件』53話、54話の感想・考察
水篠旬はレッドゲートに入ってレベルアップ、そしてアイアンという新しい戦力を手に入れて、倍以上強くなった感じがある。
本来、朝比奈りんにハンターの現実を見せるはずが、予想外に旬がレベルアップできる場所となってしまった。右京との戦いも先延ばしにされて、更なる戦力増強をすることができる。