『俺だけレベルアップな件』55話、56話の見どころ・ネタバレ
1.レッドゲートから出てくる下級ハンターたち
レッドゲートが閉じるとそこから出てきたのは下級ハンターとB級ハンター1人であった。そのことに驚きつつも、白川大虎は水篠旬から事情を聞こうとする。
しかし、水篠旬は疲れていることを理由にそれを拒否する。白川大虎は旬をひと目見ただけでただ者でないことを見抜く。大虎は宍戸にギルドの総力を上げて旬を引き入れるように命じる。
水篠旬は翌日、すぐに諸菱賢太と合流して、朝比奈りんと共に予定されていたダンジョン巡りを開始するのであった。
© Kakao piccoma Corp.:怒りに任せて水篠旬に襲いかかる上原
白川大虎にとっては予想外の、そして宍戸にとっては予想通りの帰還者のメンバーとなった。水篠旬は大虎に対して強さを見せた訳では無いが、レッドゲートからの帰還、宍戸からの助言、そして旬の態度を見て全てを悟ったようだ。
レッドゲートの攻略でさすがに水篠旬の実力を隠しておくというのは不可能になったと言えるだろう。白虎ギルドは旬の実力を確信したし、監視課もさすがにレッドゲートから生還した水篠旬を異常と判断するだろう。
2.次々と発生するイベント
水篠旬と諸菱賢太は約束通り19回のレイドを達成する。今後、諸菱はギルドマスター免許を取るための筆記試験に挑み、旬は悪魔城の城門の鍵を使って悪魔城攻略に挑む。
アメリカでは人型のモンスターがダンジョン内で確認される。本人は日本人だと言っているがダンジョン内で発見されたことから謎多き人物である。
白川大虎はDFNで活動しているハンターからとある連絡を受ける。架南島にいたアリ型モンスターが進化して、羽を生やして架南島の外に出ようとしている話であった。
© Kakao piccoma Corp.:A級ダンジョン内で発見される人型モンスター・自称日本人
並行して次々と問題やイベントが発生する。旬や諸菱の内部の話から、謎の人型モンスターや架南島の問題など、今後起こりそうなことが一気に提示された。
水篠旬は前回の悪魔城攻略からだいぶ実力が上がっているので、今度こそ悪魔城をすべてクリアできそうである。その頃には水篠旬自身がS級ハンタークラスの実力を手に入れているかもしれない。
『俺だけレベルアップな件』55話、56話の感想・考察
レッドゲート事件でマスコミが騒ぎ出し水篠旬の名前が表に出てきそうになったが、どうやらそれ以上の問題である架南島のモンスターが外に出始めたことで、かき消されそうだ。
話の流れからして、いつか架南島レイドをする可能性があることから、そのためにも水篠旬はもっと実力を上げる必要があるだろう。
人型モンスターについては今後、どのように物語に関わってくるかわからないが、この世界の成り立ちやシステムについてのヒントにはなってくれそうだ。