アニメ『スパイファミリー』14話の見どころ・ネタバレ
1.ロイドが死ぬ未来
ヨルの活躍によってテロリストを退治してアーニャを助けることに成功する。
一段落ついたところで、またもや犬の未来予知を通じてアーニャが未来を見る。今度はロイドが死ぬ未来が見えて、その結果東西の国が戦争状態になるというものだった。
このことをヨルに説明したいアーニャだったが、自分が超能力者であることは隠しておきたい。なので、再びヨルの目を盗んで、犬と一緒にロイドを助けるための単独行動を開始してしまうのであった。
© 遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会:テロリストに襲われそうなところをヨルに助けられるアーニャ
相変わらずの戦闘能力を誇るヨルはテロリストをもろともせずに制圧する。軍用犬にいたっては戦うことすら不要で威嚇するだけで去っていった。
再び犬の未来予知が活躍するのだが「アーニャは自分が超能力者だと家族には言いたくない」という制約があるので、未来予知の知識をフル活用することは出来ない(周りに助けを直接求められない)。
しかし、犬の未来予知はかなり万能で「自分とは直接関係ない事件」や「かなり先の未来まで」も見通すことができるようだ。
2.ロイドに知らせるメッセージ
ロイドの死を回避するために、アーニャは未来視で見た時計塔までたどり着く。そこには爆弾を仕掛けたテロリストの主犯キースが現場から離れようとしている場面であった。
アーニャはキースの心を読んで爆弾の設置場所を看破し、犬と一緒に爆弾解除をしようとする。しかし、爆弾解除の方法もわからず、ロイドに直接説明して超能力者であることがバレるのも嫌なので八方塞がりになる。
そこでアーニャはケチャップを使って扉の中に爆弾があると知らせようとする。つたない文字だったが、その情報からロイドは扉に違和感を持ち、爆弾トラップを見事に回避するのであった。
© 遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会:爆弾をなんとか止めようとするアーニャ
未来視、読心術、そしてロイドの直感が見事に合わさって回避できた爆弾トラップである。アーニャ以外、誰もお互いの能力を知らない関係だが、見事に連携できている。
アーニャの「超能力を家族にバレたくない」という制約は、かなり良い味を出している。これがないとやりたい放題の俺つえーモードな作品になってしまう。
3.生き残った主犯キースへの対応
西国情報局対東課(ワイズ)の活躍もあって、学生テロリストたちはほとんどが逮捕される。残るは主犯のキースのみだが、最後までブランツ外相暗殺計画をやめようとはしない。
ロイドたちは先手を打ち、ロイドがブランツ外相に変装することでキースの目をロイドに引き付けることに成功する。
キースをおびき寄せたロイドは、爆弾を背負った軍用犬を相手にしながら狭い路地に入る。動きが制限された空間でロイドは軍用犬に銃口を向けるのであった。
残るテロリストはキースのみとなり、あとはロイドの活躍だけで話が幕を閉じそうではある。
戦争を知らない東オスタニアの学生たちは戦争を望んでおり、逆に西ウェスタリスの諜報機関の人たちは戦争を知っているので、それを絶対に防ぎたいという「知識の差」というのが見えた。
「偉大な自分たちの国が今貧しいのは敵国(特定の民族)がいるせいだ」という論調で戦争に向かうのは、リアルの世界でも常である。
アニメ『スパイファミリー』14話の感想・考察
ロイドが死ぬという、かなりショッキングな未来が待ち受けていたわけだが、それもアーニャたちの活躍によって回避された。
冗談抜きでアーニャが東西の国の平和を守ったとも言えるだろう。
あと、ロイドの変装能力の高さ、そして万能さはかなり強力だ。色んな場面で役立つ。
ルパン三世とかなら、銭形警部のような常に変装を警戒するキャラがいて自由にはさせないが、この作品ではそういうカウンターキャラは存在しない。
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