ドラマ『SUPER RICH』8話感想：江口のりこの演技がすごい

今回（SUPER RICH 8話）のあらすじ

1．今吉零子の告白

今吉零子は氷河衛の「本当に一番大切な人になりたかった」と言う。それは会社で頼りにされるとか、尊敬されるとかではなく、愛情であることを衛に知らせるのだった。

衛が零子に頭を下げて辞めないで欲しいとお願いするシーンは、衛が零子をどれだけ大切に思っているかがわかる場面であった。

だが、零子が欲しかったのはそういう「大切」ではなく、春野優のような「大切」が欲しかったのだろう。同じ大切ではあるが、すれ違ってしまう悲しさがある。

2．次々と辞めると言い出す社員たち

鮫島彩が会社で倒れたことにより、鮫島が妊娠していることが社内全体に知れ渡る。

鮫島はつわりの辛さから、かなり混乱していて会社を辞めると言い出すのであった。

© Fuji Television Network, Inc.： 会社を辞めると言い出す鮫島彩

鮫島の「妊婦や赤ちゃんがいることを想定して会社が作られていない」という指摘は、衛にとっては痛いところを突かれた感じであっただろう。（実際に、そういうことは考えないで会社を成長させ続けてきた）

衛が一ノ瀬亮に愚痴りに行ったように、衛は周りのことが見えていないキャラクターのようだ。

3．結婚の話は早すぎたと言う春野優

衛と優に次々と悪いことが起こり、二人は精神的な余裕がなくなり、喧嘩に発展してしまう。

衛は宮村空と話すことで、頭を冷やすことができたが、優の方は逆に冷静になりすぎて、結婚の話は早すぎたと言い出す。

あまりにも軽いトーンだったので、あれが「結婚撤回」の意味を持っていたのか、判断ができない。衛も呆気にとられて、止めることができなかったようだ。

4．今吉零子の同性愛疑惑の写真がSNSに出回る

零子は会社に迷惑はかけられないから、いますぐ会社を辞めると言い出す。

だが、こんなことでオフィスを貸さなかったり、仕事をしないような奴らとはこちらから願い下げだという衛。

ここでの江口のりこの感情を抑えつつも、怒っている演技は素晴らしかった。

この一連の事件を解決することで、零子とのわだかまりも解け、混乱していた鮫島も冷静になり、誰も辞めずに済むことになる。

今回の二人の社員が辞めると言い出したことを解決したことで、スリースターブックスはまたより良い会社になりそうな雰囲気が感じられた。

5．刺される春野優

すべて一件落着で終わりそうなところで、春野優はコンビニ強盗に腰を刺されてしまう。

ギリギリのところで、一命を取り留めた優を見て、衛は泣きじゃくるのであった。

衛が優の手を握り、泣くシーンは衛が優のことをどれだけ大切に思っているかを確認できるよい場面であった。

そして、リハビリを経て会社に復帰する優であった。

それにしても、このドラマは1話で1年近く経過することがざらにある。この作品は1話から考えたらどれだけの年月が経っているのだろうか？

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