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アニメ『天国大魔境』1話ネタバレ感想:天国の学校施設と地獄の外界

アニメ『天国大魔境』1話ネタバレ感想:天国の学校施設と地獄の外界
目次

アニメ『天国大魔境』1話の見どころ・ネタバレ

1.学校で遊び、学ぶ子どもたち

このアニメは原作が漫画で、作者は『石黒正数』さんです。『月刊アフタヌーン』にて連載中である。ジャンルはSFであり、大災害のあとの世界を描いている。

学校の中では子供が少ないながらも教育が施されており、だいぶ進んだ施設が用意されている。学生の一人『トキオ』がテストを受けていると端末がハッキングされて『外の外に行きたいですか?』というメッセージが表示される。

ミミヒメは自分独自の勘から、学校の外にはまた違う世界が広がっているとトキオに話す。その話を聞いたトキオは一人考えに耽るのだが、その疑問を園長先生にぶつける。すると、園長先生は学校の外にも世界は広がっていると教えてくれるのであった。

アニメ『天国大魔境』1話:トキオ
©石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会:学校の外には別の世界があるのか園長先生に聞くトキオ

最初、子どもたちが比較的良い環境に囲われて勉強させられているという風景を見て『約束のネバーランド』を思い出した。明確に違うところは『内側の子どもたち』の視点と『外側で旅する人たち』の視点という2つがあることだ。

なぜ、トキオとマルの見た目が似ているかが気になるところだ。もともと、あの学校の生徒だったが何かの拍子で外に出てしまったのか?そうすると2人は兄弟だったりするのだろうか。

2.『天国』を目指すマルとキルコ

舞台は変わって外の世界が描かれる。外を探索するのはマルとキルコのコンビで、2人は『天国』と呼ばれる場所に行こうとしている。マルが天国を目指しており、キルコはそのボディーガードとなる。

外の世界は『大災害』の後、荒廃しており人も極端に少なく、食料もない。2人は『天国』の手がかりを見つけるために人が集まりそうな場所へ移動するが、その途中で野盗に襲われる。

しかし、キルコの機転とレーザー銃、そしてマルの格闘能力の高さによって返り討ちにする。2人は野盗たちを制圧し、レーザー銃の弾補充と次の目的地『トマト好きにとっての天国な場所』の情報を得るのであった。

アニメ『天国大魔境』1話:キルコ
©石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会:荒れ果てた世界で使えそうな物や食料を探すキルコ

キルコがレーザー銃を持っていることから現代よりかは少し技術が進歩した世界だと思われる。『大災害』で何が起きたかは言及されていないが、それによって食料が不足して餓死が頻発したようだ。

2人の目的地は『天国』と呼ばれる場所である意味明確なのだが、重要な場所がわからないというのがこの旅の困難さを引き上げている。今のところ『天国』はあの子どもたちが教育されている機関だと予想できるが、そこに行って何をするかがまだわからない。

3.外は怪物がいる汚れた世界

マルとキルコが寝れる場所を探して移動していると、偶然、営業中の温泉宿を見つける。キルコはマルのボディーガードをしつつも、この旅で『稲崎露敏(いなざき ろびん)』と『医者(先生)』と呼ばれる人物を探しているようだ。

温泉宿の中で銃を見つけた2人は、この付近に『人食い(ヒルコ)』が出現することを女将に聞く。どうやらマルとキルコはこの人食いを倒せる手段を持っているようで、言ってくれれば退治してもいいと提案する。

夕食を食べた2人は異常なまでに眠くなりすぐに寝てしまう。すると、女将は夜中に銃を取り出して、武装し始める。すると、外には鳥型の化け物が舞い降りるのであった。

アニメ『天国大魔境』1話:マル
©石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会:歩いてばかりで疲れたキルコの荷物を持ってあげるマル

園長先生も言っていたように、外の世界には人間を食べるような化け物が存在しているようだ。しかし、温泉宿の女将がその化け物に加担しているかのような動きを見せていることから、その化け物は元人間という可能性が出てきた。

マルとキルコはその人食いを倒すことが出来るらしいが、それが純粋なる武力で出来るのか、何か特殊能力で消し去る事ができるのかはまだわからない。

アニメ『天国大魔境』1話の感想・考察。

第1話ということで、世界設定とともに色々な謎が散りばめられた。気になるのは『大災害でそもそも何が起こったのか?』だが、おそらくその拍子に人食いの化け物が発生したと思われる。しかも、大災害を知っている生き残りも居ることから、大災害が起きてさほど年代は経っていないようだ。

温泉宿の宿泊代が12万円だったので、一応日本円は使われているがその価値は相当変わっているようだ。この『大災害』が日本だけで起こっているのなら、他国から助けが来ると思うので、世界中で大災害が起こったと考えるべきだろう。

外の世界は生きるのも一苦労という感じなのにも関わらず、子どもたちを教育する施設は平和そのものであり隔たりを感じる。あの子供を教育する機関は国家プロジェクトで、それゆえに潤沢にお金や資源があるとかなのだろうか?

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