アニメ『天国大魔境』7話の見どころ・ネタバレ
※引用画像は『©石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会』。
1.不滅教団の敵対組織との接触
不滅教団が居るとされる大体の場所に来たマルとキルコだが、あまりにもその土地は静かでそれ以上場所を絞り込む手段がない。しょうがないので『人食い倒せます』という看板を掲げて、人が接触して来てくれるのを待つ。
不滅教団側もマルとキルコの存在を認識して接触してこようとするが、それよりも先に『Liviuman』という組織が先に二人に接触する。Liviumanの代表・水橋は不滅教団のやり方に反対しており、デモなどをして彼らの活動を止めようとしている。
不滅教団は人間の体の一部を機械に変えたり、人体実験をしていると言う水橋は彼らを止めたいが、彼らの地下施設には『人食い』が飼われており手出しが出来ない。なので、マルとキルコは不滅教団の地下にいる『人食い』を倒して欲しいと依頼される。
・不滅教団のやり方をよく思っていないLiviuman代表・水橋
Liviuman代表の水橋は勝手に手術をされて足を機械にされたと言っているが、実際は足が壊死していてすぐに治療をしないといけなかったパターンではなかろうか?間違いなく医療技術のある不滅教団ではあるが、話を聞く限り、キルコが探している『医者』ではない。少しでも関係性のある人間が見つかればよいが。
どんな良いことをしても悪いこともしていても、そこに賛成派や反対派が必ず現れて信者たちが取り巻くというのは『災害後』ではなくても行われていることだろう。実際の世界でも『100%賛成もしくは反対』など聞いたことがない。
2.大量にいる仮死状態の人食い
不滅教団のトップと言われる宇佐美はキルコの探している『医者』ではなかった。その上で、キルコは今回の依頼を受けて人食いを殺すことにする。『Liviuman』はアンチ機械の思想があり、体の一部を機械にする不滅教団に対してデモ活動をする。マルとキルコはそのデモ活動で注目を集める裏で、不滅教団の施設に潜入する。
施設の地下に行くと、そこは駐車場で電気も通っている。静まり返っていて人も人食いもいる気配がない。マルは『水の時みたいに騙されたのでは?』と不安がるが、そこに仮死状態の人食いを見つける。仮死状態の人食いは1匹だけではなく複数おり、それを1つ1つマルが殺していく。
人食いの母体と思われる巨大な人食いを見つける。仮死状態のその人食いを見つめていたキルコはその人食いに幻覚を見せられて、ビーム銃を発砲してしまう。マルがなんとかキルコを正気に戻して事なきを得る。キルコを休めせて、マルは残りの人食いを全て始末する。すると、そこに不滅教団のトップ・宇佐美が現れて『救って欲しい人間がいる』と言うのであった。
・人食いに襲われる幻覚を見せられるキルコ
不滅教団は医療技術があるためか当然のように強力な発電施設を保持している。災害前からここの施設に詳しかったり、技術者だった人が多いのかもしれない。
キルコに幻覚を見せた人食いは超能力があったということだろうか?人食いの生態は不明で、透明になったり出来たりと、能力は多岐に渡るようだ。
宇佐美が『人を殺して(救って)欲しい』とお願いしているあたり、水橋が言っていた機械だらけで延命させられているという人間は、逆に死にたくても死ねない存在になっているのかもしれない。
アニメ『天国大魔境』7話の感想・考察。
タラオの遺体から出てきた謎の物体と『人食いの仮死状態』の見た目が似ていることから、人食いは『あの施設の子供たちの成れの果て』もしくは『人間全体が人食いになる可能性がある』の2つの可能性が考えられる。
となると『マルとキルコ視点の話』と『トキオ視点の話』の時系列にはやはり少しだがズレがあると思われる。この手の並行的に話を進める作品はたまに『同じ時系列じゃありませんでした』ということがある。
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