アニメ『天国大魔境』8話の見どころ・ネタバレ
※引用画像は『©石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会』。
1.死ぬと人食いになる病気
不滅教団にデモしていたLiviumanは、ちょっとした小競り合いから代表の水橋が怪我をしてしまう。『地下の怪物は死んだ』と報告を受けたLiviumanの幹部たちは、水橋は死んだことにして、弔い合戦だと行って信者たちを焚き付けて不滅教団を攻撃させる。
一方、マルとキルコは宇佐美の案内で『死なせてやって欲しい』という人物に会わされる。その人物は『死ぬと人食いになる病気』を発症しており、人間のまま死なせてやりたいという思いから延命され続けていた。
その人物とはタブレットを通して会話ができ、死ぬ前に『空が見たい』とお願いされる。マルとキルコ、そして宇佐美は協力して全身医療機器だらけの人物を外に運び出すのであった。
・『死ぬと人食いになる病気』になっている人物
やはり人食いは元人間であった。宿屋のトトリの心臓を掴める感覚があったのだろ。マルタッチは『人食いになる可能性の人間の心臓を潰せる』のかそれとも『人間なら誰でも心臓を潰せる』のかまではまだわからない。
Liviumanを操っていたのは代表の水橋ではなく、その下の幹部たちだったようだ。発電施設で電力を背景に街を再興するのが目的だったようだ。怪我をした水橋だが、扇動のためにその後、幹部たちに殺されてそうだ。
2.ロビンの情報が手に入る
Liviumanの攻撃によって不滅教団の施設が制圧されるなか、マルは約束通り病に冒された人物を死なせてあげることにする。心臓を潰しその人物を死なせてあげると、宇佐美は苦しむような延命などさせずに、死なせてあげるべきだったかと後悔の言葉を発する。しかし、タブレットには『人として死なせてくれてありがとう』と感謝と好意の言葉が書かれていた。
不滅教団にいた患者たちはLiviumanから追われるように施設を脱出する。宇佐美は患者たちに次の行き先を教えた上で、自分はマルによって死なせてもらった人物を埋葬してから後を追うと伝える。
キルコは不滅教団の患者たちから『ロビン』の情報を得ることに成功する。2年前に宇佐美の技術を学ぶために、不滅教団に居たようだ。キルコはあとで詳しい情報を宇佐美に聞こうとするのだが、埋葬すると言っていた宇佐美は後を追うように拳銃で自殺してしまうのであった。
・マルの能力で人食いになる病気にかかっている人物の心臓を潰す
怪物になる病気にかかっていた人物は目の感じや最後の演出から十中八九『ミミヒメ』だろう。そばにいた宇佐美は『シロ』ということになる。この時点で『マル視点』と『トキオ視点』の時間の差は十数年単位だと予想できる。
マルとトキオ視点の時系列の差が十数年違うとするならば、二人の顔が似ているのは兄弟とかクローンとかではなく『親子』である可能性が高い。今回の話でだいぶこの作品のカラクリが見えてきた。
前回記事:7話:不滅教団への侵入
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