『天才王子の赤字国家再生術』1話のあらすじ
父である国王が倒れ、補佐官のニニムと共にナトラ王国を導くことになったウェイン王子。しかし、王国は経済、軍事、人材……そのどれもが行き詰まっていた。国を売って早々に隠居したいウェインは、他国に高く買ってもらうためにしぶしぶ国力を上げようとする。そんな中、隣国のマーデン王国がナトラ王国に進軍を開始。やる気のないウェインだが、武官たちの士気は高まっており……。かくして、戦端の火蓋が切られるのだった。
©鳥羽徹・SBクリエイティブ/天才王子製作委員会:天才王子の赤字国家再生術 1話
『天才王子の赤字国家再生術』1話の見どころ
1.国を引っ張る天才王子
ウェインはナトラ王国王子にも関わらず、現国王が病気で倒れていることから、実質的な国の舵取りを任されていた。
部下たちからも尊敬されるほどの、実力のあるウェイン王子だが、実はナトラ王国は超貧乏で、いますぐにでもこんな国は売り払いたいとウェインは思っているのであった。
ウェインは表と裏の顔を使い分けながら、なんとかナトラ王国の価値を高めて、さっさとどこかの国に売り払い、隠居生活を送りたいと思っている。
そんなウェインの裏の顔を唯一知るのは、ウェイン王子の補佐官であるニニムである。お互いの話しぶりから、気心の知れた仲らしい。むしろ、二人きりのときは、ニニムがお姉さん役に回っているようだ。
©鳥羽徹・SBクリエイティブ/天才王子製作委員会:部下がいなくなり、駄々をこねだすウェイン
国が詰んでいるほど貧乏というのは、この二人だけの秘密なようで、この二人で国を立て直していくというのが、この作品の大きなテーマとなっている。
2.マーデン王国の進軍
弱小かつ貧乏なナトラ王国に、戦果を上げるためにマーデン王国が進軍してくる。
ウェイン王子としては、戦争は金が掛かるので、軽く当たってあとはすぐに講和しようと考えていた。しかし、最初のぶつかり合いでナトラ王国が戦況を有利に進めて、マーデン軍を押し返してしまう。
裏では「この国は詰んでる!」「売国したい!」と言っているものの、王としては優秀で、事前に軍隊を強化する方策を取っており、隣国に負けないぐらいの軍事力を手に入れてたようだ。
深追いしてくる敵将を、まんまと罠にハメて討ち取るあたりも優秀だとわかる。
3.反撃を考えるナトラ王国
マーデン王国との戦いに完勝したナトラ王国は、勢いそのままに反撃に出て、マーデン王国の領土を奪うべきだと部下たちが提案する。
領土を奪っても旨みがないので、部下を引かせるため、ウェインは無理筋の「金鉱山奪取」を提案する。しかし、部下たちは引くどころか、それは良い提案ということで、進軍が決定してしまう。
ウェインとニニムは「まぁ、無理だろうから、危なくなったらすぐに撤退しよう」と軽く考えていたら、なぜか何事もなく金鉱山の奪取に成功してしまう。
ウェインはナトラ王国のことを、貧乏で弱小国家だと言っているが、ウェインとニニムの政策のおかげで、国力(今回だと軍事力)はかなり上がっていたらしい。
『天才王子の赤字国家再生術』1話の感想・考察
1話目は「ギャップを中心としたギャグ回」という感じであった。
ウェインとニニムはナトラ王国は貧乏で弱小国家だと思っているのに、なぜか予想以上の結果を出して本人たちが一番驚いている、という構図が続いた。
その予想以上の結果を出しているのはウェインとニニムの政策のおかげ & 部下たちの謎のやる気の高さが効いているのだろう。弱小国家だと思って必死に政策してたら、いつの間にか実力つけてました、という感じである。
ニニムのキャラも良くて、普段は補佐官としてダンマリなのだが、ウェインと二人きりになると愚痴をこぼすウェインをあやすお姉さん役になる。マーデン軍の将軍から人種について、何か言われていたので、ニニムの人種は少し特殊なのかもしれない。
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