『天才王子の赤字国家再生術』4話のあらすじ
ウェインはロウェルミナの帰国前に茶会を開催する。泥沼化する帝国の後継者争いに勝とうとするロウェルミナの本当の目的を暴いていくウェイン。その果てにあったのは、ナトラ王国とアントガダル自治領の衝突すら辞さない大がかりな計画だった。手段を選ばないロウェルミナの計画に巻きこまれてしまったウェインたち。複雑に絡み合う情勢の中で、ウェインはロウェルミナを出し抜こうとするが……思いも寄らない事態が巻き起こる。
©鳥羽徹・SBクリエイティブ/天才王子製作委員会
『天才王子の赤字国家再生術』4話の見どころ・ネタバレ
1.ロアの本当の目的を言い当てるウェイン
ウェインはロアの目的が「帝国に征服されたかつての連合国が一斉蜂起するのを阻止する」ことであると言い当てる。
ウェインはロアの計画を先回りして、阻止して、ナトラが戦争をしなくていいように動き出す。
しかし、ウェインもロアも予想もしなかった「ゲラルト・アントガダル訪問」という展開になるのであった。
せっかく、ウェインとロアが知略の勝負をしているところに、公爵のバカ息子がすべての計画を台無しにするところがウェインにとっての悲劇である。
2.まさかの結果となる夜会
ゲラルトを招いた夜会で、まさかのゲラルト事故死というとんでもない結末を迎える。
©鳥羽徹・SBクリエイティブ/天才王子製作委員会:このあと自業自得で事故死してしまうゲラルト
せっかく、ウェインやロアが色々考えて、ゲラルトを籠絡しようとしていたのに、ゲラルトの死によってすべてが水の泡となる。
ウェインの手紙が発端となって、ゲラルトが訪問をし、その夜にゲラルトが事故死したとなると、外から見れば「暗殺」にしか見えない事態である。
アントガダル公にとって、戦う理由ができてしまうし、なんなら帝国公爵の息子が死んだということで、帝国との戦争にもなりかえない一大事となってしまった。
3.共闘することになるウェインとロア
あまりにも事態がめちゃくちゃになってしまったので、今回の件で皇位を狙っていたロアはその野望を一旦捨てて、ウェインとともに「一斉蜂起阻止」へ全力を注ぐことにする。
ナトラ王国は現状、動かせる兵力が500しかおらず、正面衝突となる戦争は絶対に避けたい。
なので、あくまで目的の「一斉蜂起について口を割らせる」ということに注力しての作戦を考え始めるのであった。
ウェインとロアの智謀の戦いが、ゲラルトのめちゃくちゃな立ち回りでご破算となってしまったが、そのおかげで学生時代と同様に、ウェインとロアが協力して問題に対処するということができるようになった。
『天才王子の赤字国家再生術』4話の感想・考察
ウェインとロアの色々な駆け引きが、公爵のバカ息子ことゲラルトの行動ですべて無に帰すというコミカルな回であった。(ゲラルトの死すらももはやギャグというレベル)
しかし、ナトラが現状動かせる兵力が500しかないと知っていたら、ロアは今回のような作戦は立てなかった可能性がある。ナトラ王国が天才王子さえも匙を投げるほどの、貧乏国家と知っているのはウェインとニニムだけである。
あと、フラム人の扱いについても少し明かされた。フラム人は大陸全体で差別されているわけではなく、特に西側諸国で奴隷として扱われていた種族ゆえに、差別意識が強いのだとわかる。逆に、東側だとそういう文化はなかったので、フラム人への差別意識はないのだろう。
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