『天才王子の赤字国家再生術』5話のあらすじ
不慮の事故で亡くなってしまったゲラルト。ウェインはその父であるアントガダル侯グリナッヘのもとを訪れ、話し合いによる解決を目指す。グリナッヘの反乱計画を見抜いていたウェインは、ある取り引きを持ちかけるのだが……。父親として、領主として悩んだ末に、グリナッヘは意外な選択を決断する。そんな中、会談を終えたウェインたちの行く手を阻む者がいた。さらに何者かによるグリナッヘ暗殺計画も動き出していて……!?
©鳥羽徹・SBクリエイティブ/天才王子製作委員会
『天才王子の赤字国家再生術』5話の見どころ・ネタバレ
1.アントガダル公に直接会いに行くウェイン
不慮の事故でグリナッヘ・アントガダル公の息子・ゲラルトが亡くなってしまったことを、直接知らせに行くウェイン。
ウェインからの話は「すでに蜂起計画はロウェルミナ皇女にバレており、首謀者をゲラルトにして、計画の内容を話せば命までは取らない」というものであった。
計画がバレているアントガダル公と、兵力で劣るウェインからしたら、一番いい落とし所なのかもしれない。
このままではマズイということで、アントガダル公を計画に引き込んだ西側諸国の工作員が、ウェインとアントガダル公の口封じに動く。
だが、それさえも読んでいたウェインの計画によって、口封じの計画は阻止される。
©鳥羽徹・SBクリエイティブ/天才王子製作委員会:西側の工作員と対峙するウェイン
前回、ウェインとロアとで、入念に計画を立てるという場面で話が終わっていたので、ありとあらゆることを想定して今回動いていることがわかる。
2.約束を反故にするアントガダル公
ウェインからの「ゲラルト首謀者計画」について、肯定的だったアントガダル公だったが、直前になって、考えが変わり、ウェイン捕縛へと行動し始める。
しかし、これさえも罠で、急いで追いかけた少数のアントガダル公たちを待ち構えていたのは、盆地に配備されたいたナトラ軍であった。
しかも、そこにロウェルミナ皇女の兵士も駆けつけて、アントガダル公は引くに引けない状態にされてしまう。
これがウェインが考えた「貧乏国家で兵を満足に動かせないナトラ軍」がアントガダル公から蜂起計画を暴露させる方法だったようだ。相手の兵力を限定して、数の少ないナトラ軍でも対抗できるようにするというのは、見事な計画であった。
3.ロアの憧れ
ウェインに好意を抱くロアだったが、今後、帝位を目指すためにウェインとの縁談は取りやめにしたそうだ。
ニニムにウェインへの好意を指摘されたロアだったが、彼女が本当の意味で憧れていたのは「ウェインとニニム」の関係だったらしい。あれだけ身分の違う人間が、お互い背中を預けるぐらい信頼し合っていることに憧れを抱いている。
ウェインとニニムがなぜ、これだけ信頼しあっているのか?というのはまだ語られていない。どこかのタイミングで、過去回想として語られそうな重要なシーンと言えるだろう。(士官学校前にはすでにふたりの信頼関係は出来上がっている様子だったので、かなり前にできた信頼関係と予想できる)
『天才王子の赤字国家再生術』5話の感想・考察
今回の話は「ウェインがアントガダル公の家を訪問」した時点で、勝敗は決まっていた感じがする。
すべてのことが想定済みであり、虚を突かれたアントガダル公や西側の工作員は勝てる要素が微塵もなかった。
しかし、貧乏国家で詰んでいると言っておきながら、しっかり兵力は育っているし、帝国との太いパイプも持っているしと、「詰んでいる」という感じはしない国家である(まぁ、金が無いからその兵力も人脈も活かせないっていうのが最大の問題点なのだろう)。
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