『天才王子の赤字国家再生術』7話のあらすじ
ウェインの命を狙うルベール将軍とホロヌイェ、冷酷な決断を迫るカルドメリア、そして国王としての求心力を失いつつあるオルドラッセ。それぞれの思惑が渦巻く中、ゼノがウェインとオルドラッセの会談に同行したいと申し出る。解放軍が生き残る道を見つけようとするゼノの決意に、同席を許すウェイン。だが、オルドラッセとの会談は予想外の展開を見せ、ウェインが大惨事を引き起こしてしまう。
©鳥羽徹・SBクリエイティブ/天才王子製作委員会
『天才王子の赤字国家再生術』7話の見どころ・ネタバレ
1.オルドラッセ王の目的
オルドラッセの目的は、行き過ぎた血統主義で失われた求心力をマーデンの金鉱山で回復することであった。
だが、その金鉱山はナトラが制圧したので、今回オルドラッセがウェインを選聖侯に推薦することで恩を売り、派閥を強化したいという思惑があったようだ。
ウェインとしても、カバリヌ王国と同盟を結ぶ旨味があるのならそうするだろうが、現状、相手は金鉱山を欲しがっているので、それに見合う見返りがないと同盟を結ぶのは難しいだろう。
2.オルドラッセ王との会談
オルドラッセ王とウェインの会談が行われるのだが、その中で、オルドラッセ王が灰被りを大きく侮辱した発言をする。
それを聞いたウェインは、ほどなくしてオルドラッセ王を暗殺、そして近くにいたホロヌィエもゼノに暗殺させるのであった。
同行を許したゼノに口酸っぱく暗殺はするなよ?と言っておきながら、ウェイン自身がオルドラッセを暗殺してしまう。マーデンとの戦いでもそうだったが、フラム人を侮辱した人間は例外なく殺しているようだ。たとえ相手が、国王で選聖侯であったとしても。
そもそも、カバリヌ王国と同盟をする気はなく、マーデン解放軍との同盟ありきだった可能性はある。
3.ウェインの策略
カバリヌ国王を暗殺したことで、ウェイン達は追われることとなる。そこでマーデン解放軍と同盟を結ぶのだが、そこで悪い知らせが入る。ナトラ王国の反乱分子が蜂起して、国境を制圧し、国境付近でウェイン殺害をするために待ち構えているとのこと。
しかし、この状況をウェインはうまく利用し、カバリヌの追手とナトラ反乱分子を鉢合わせて戦わせるということに成功する。しかも、ナトラの軍神ハガルが現れて、カバリヌの追ってと反乱分子を一掃するのであった。(やはり、ウェインは反乱分子に対してちゃんと準備をしていたようだ、今回はハガルが引退したと嘘をついて反乱分子をあぶり出した)
©鳥羽徹・SBクリエイティブ/天才王子製作委員会:追手と反乱分子を戦わせることに成功するウェイン
ウェインは事前に知っていることに対する準備は万全にしておくタイプなので、ナトラ反乱分子への対応も完璧であった。
4.マーデンとの同盟
マーデン解放軍はナトラの後ろ盾を得て、勢いそのままに王都奪還を成功する。
実は、マーデン解放軍のゼノはゼノヴィア・マーデンといい、マーデン王国で唯一残った王族であった。
マーデン王国が復権したのだが、ゼノヴィアは王として国を率いるのは難しいとして、マーデンをナトラの傘下に入れて欲しいと言われるのであった。
せっかく、マーデンが復活して「西側諸国の防波堤」になってくれるとして喜んでいたウェインだが、そこの政策を頼まれてしまっては、結局、悩みのタネが変わらなくなってしまうのであった。
ウェインとしては、さっさと国を売って悠々自適に暮らしたいという目標があるのに、どんどん仕事が増えていく。
『天才王子の赤字国家再生術』7話の感想・考察
カバリヌ王との会談では、同盟を否定して、喧嘩を売る程度だと予想していたのだが、まさか顔面を蹴り飛ばした挙げ句、暗殺とは予想もしていなかった。ウェインにとって、フラム人を侮辱することは、万死に値するということなのだろう。
ナトラの反乱分子を焚き付けて、ウェイン暗殺を企てていた黒幕は選聖侯のカルドメリアであった。何か確固たる信念がある感じではなく、ただただ面白いからやっている、混乱させたいからやっているという意志が感じられた。
しかし、なるべく静かにしていたいウェインとは裏腹に、隣国の王女たちとの人脈が強化されていくのであった。
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