『天才王子の赤字国家再生術』8話のあらすじ
アースワルド帝国の都市ミールタース。ロウェルミナたち帝位継承権を持つ4人がここに集まり、帝位を巡る皇子(こうし)会談が開催される。ロウェルミナは同盟国の要人としてウェインを式典に招待したものの、やってきたのはウェインの妹フラーニャだった。単独公務デビューに息巻くフラーニャ。しかし、さっそく彼女を利用しようとするロウェルミナと、ひと癖もふた癖もある三人の皇子たちに翻弄されてしまう。
©鳥羽徹・SBクリエイティブ/天才王子製作委員会
『天才王子の赤字国家再生術』8話の見どころ・ネタバレ
1.融和式典に来たのはフラーニャ王女
ミールタースとアースワルド帝国の融和式典と皇子会談が開催されるにあたって、ナトラから代表として来たのはフラーニャ王女であった。
©鳥羽徹・SBクリエイティブ/天才王子製作委員会:ウェインの代わりに式典に出席するフラーニャ
本来、ウェインが来るべきなのだが、ナトラの戦後処理に追われているため、代わりとして妹のフラーニャが来ることになる。
ウェインとしては、戦後処理の忙しさが面倒な帝位争いに巻き込まれない良い言い訳になったはずなのだが、なぜかウェインからの目配せをフラーニャが勘違いして、ウェイン代理として立候補してしまうのであった。
「忙しい兄の役に立ちたいフラーニャ」と「自国にいればフラーニャと遊べると思ってるウェイン」の考えが見事にずれた形で合わさり、ウェインとしては予想外の結果になってしまった。
2.帝国の三皇子に挨拶をするフラーニャ
帝位争いでお互いいがみ合っている三皇子に挨拶をするフラーニャ。
皇帝になったら恩賞をばら撒くというやり方で支持層を拡大する第三皇子マンフレッド、高名な武人に鍛えられて、軍部からの支持が厚い第二皇子バルドロッシュ、そして長男だから支持されているだけのバカ息子の第一皇子ディメトリオの3人である。
ウェインの紹介を聞く限り、三皇子が帝位を争う原因になっているのは、単純に長男が無能だったからっぽい。長男が皇帝になったらヤバいから、仕方なく他のふたりが立候補してる感がある。
ロウェルミナとしては、こうやって三皇子がいがみ合っているうちに、自分にも帝位を狙えるチャンスが来たということで、なんとかその機会をものにしたいのだろう。
3.怒るディメトリオの矛先はナトラへ
長男である自分こそが皇帝にふさわしいと思っているディメトリオは、皇子会談の開催や、他の兄弟たちが帝位を狙っていることに怒りをあらわにするのであった。
ディメトリオの怒りの矛先は、田舎の国で、しかも式典に来たのが年端も行かぬ妹のナトラ王国であった。
ディメトリオはフラーニャに結婚を申し込み、すぐに返答を求めるのだが、フラーニャはあくまで国の重要な案件としてすぐに返答はしないのであった。
ディメトリオとフラーニャの会談に、ウェインが乱入してくるのだが、これはさすがに「策略」というよりかは、妹のことを心配して、早急に戦後処理を終わらせて(もしくは誰かに丸投げして)参上した感じだろうか?
フラーニャもこの式典で、成長しよう、役に立とうという思いが強く、その結果が、ディメトリオの提案に対してしっかり対応するという形として現れたというのは良かった。
『天才王子の赤字国家再生術』8話の感想・考察
今回は、フラーニャが中心の話で主に彼女の成長過程や、役に立ちたいという部分にフォーカスされた回であった。
これまでちょくちょく、フラーニャが勉強している描写が表現されていたが、その知識を披露する場が来た形である。
前々から話題には出ていた「三皇子」が登場する回となって、誰が帝位に就くかの話になりそうだ。今回の三皇子の紹介で、そもそも世継ぎ争いの発端になったのは「長男が無能」という部分が大きそうである。
ナトラとしてはロウェルミナが帝位に就くのであれば恩を売っておきたいだろうが、そうでないのならなるべく世継ぎ争いには巻き込まれたくないだろう。次回は、「どうせ長男は帝位につけない」だろうから蹴落とすのか、それとも何か上手い着地点をウェインが提示するのか見ものではある。
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