ピッコマ『実は私が本物だった』11話、12話感想・ネタバレ:みんなと打ち解け合う

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ピッコマ『実は私が本物だった』11話、12話の見どころ・ネタバレ

1.外の世界に興味を持ち始めるキイラ

一般的な貴族令嬢がどんな生活をしているのか気になったキイラは、メイドのロゼに言って、貴族令嬢が主人公の小説を貸してもらう約束をする。

精霊に関する本を読み始めたキイラだったが、書かれている内容はすべて知っているものであり新しい知識は得られない。キイラは執事のロバートに「一般の人が精霊を目撃したケースがあるか調べるよう」に命じて、少しでも精霊のことを知ろうとする。

キイラは友人と呼べる存在がいなかったので、人脈が広い騎士団のアーサーに友達の作り方を聞く。アーサーはまず「できれば笑った方がいい」こと、そして「共通の関心事や趣味を探すのがポイント」だとキイラに教えるのであった。

キイラは父親への執着をやめたことで、外への興味が増えていく。ロゼ、ロバート、アーサーなどの色んな人間とコミュニケーションを取って外の情報を手に入れようとする。

それと同時に精霊のことについても調べ始める。特に「精霊は普通の人には見えないのになぜ、コゼットの精霊は皆に見えたのか?」という疑問を解こうとする。コゼットのは特別な精霊だったのか?それともそもそも精霊ではなかったのだろうか?

2.みんなと共通の話題が出来る

キイラはロゼから借りた貴族令嬢が主人公の小説を読み始める。内容が面白すぎてキイラは一睡もせずに朝を迎えてしまう。

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©Kakao piccoma Corp.:キイラが恋愛小説を気に入ってくれたことを察するロゼ

キイラは図書館で精霊について調べるのだが、精霊は神殿側の主張もあってか研究対象にされておらず、資料が極端に少ない。なので、精霊術の家系であるパルビス家ですら精霊のことをよくわからないでいた。

キイラが恋愛小説を読み始めたことは、メイドたちの間でも噂となり、それがきっかけで小説の話題で盛り上がる。キイラも話に加わりたいと思ったが、体面を気にして混ざれない。1度は後悔するキイラだったが、ロゼに対しては素直に小説が面白かったことを話して会話が弾むのであった。

キイラは恋愛小説を楽しんだことで、この気持ちを他の人とも共有したいという思いが強くなる。しかし、貴族としての気品が邪魔をしてメイドたちと話すことが出来ない。

しかし、考え方を変えるべきだと思ったキイラは親しい仲のメイドであるロゼには素直に小説のことについて話すことに成功する。キイラは少しずつではあるが、前世とは違って使用人たちとコミュニケーションが取れるようになってきている。

ピッコマ『実は私が本物だった』11話、12話の感想・考察

キイラは一般的な貴族令嬢がどんな生活をしているのか気になり始める(自分が一般的ではないことは気づき始めている)。そのために、周りとコミュニケーションを取って情報を集め始めるというのが、前世とだいぶ違うところだろう。

特にロゼの存在は、人生2周目のキイラにとって貴重な存在になっている。前世にもロゼはいたと思うのだが、そのときはこんな感じで打ち解け合うことなどなかったのだろう。

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