『悪女が恋に落ちた時』1話の見どころ・ネタバレ
1.主人公が転生した小説世界
主人公は小説の世界の登場人物・ルペルシャ皇女の体に転生してしまう。
©Kakao piccoma Corp.:小説の悪女役ルペルシャ皇女に転生する主人公
ルペルシャは小説内では悪女として振る舞い、最終的には牢屋に入れられて拷問の末に死んでしまう。
小説の主人公はラビロフ皇太子で、ヒロインはアリエルという。ふたりは最終的には結ばれるのだが、その過程で嫉妬深い主人公ラビロフが色々な手で、サブキャラたちを殺していってしまう。
転生前の主人公はこの展開に納得がいかず怒るのだが、この主人公は直後に死んでしまい、その後、小説世界の開始3ヶ月前にルペルシャ皇女として転生するのであった。
ピッコマではあるあるの「小説内の悪女に転生」ではあるのだが、珍しい点では「悪女自身に召喚された」のと「悪女の魂とコミニケーションが取れる」という部分だろう。
2.夢の中でルペルシャと出会う
主人公は元々の体の持ち主であるルペルシャの魂と夢の中で出会う。
ルペルシャのかかった病気は、魂をむしばむもので治療法はないという。しかし、ルペルシャは他の世界の人間を召喚し(主人公のこと)、その魂をルペルシャの肉体に入れることで死を回避したようだ。
本来、病気のせいで痛みを感じるはずなのだが、魂が違う主人公は痛みを感じないので問題なく生活できるようだ。肉体と魂が完全に融合するまで1年はかかるので、それまで体調不良(吐血や貧血)は続くらしい。
この「転生した体の魂と会話ができる」というのは、この作品の特徴である。この手の転生モノは、転生すると完全に体を乗っ取るパターンが多い。
ルペルシャの魂から「1年」という期限を区切られたので、物語全体のタイムリミットと言うか、長さがこれである程度、決められた感じはある(1年経過しても続く可能性はあるが)。
1年後に、ルペルシャが肉体を奪い返すとか怖い展開があったりするのだろうか?
『悪女が恋に落ちた時』1話の感想・考察
基本的なこの作品の目標は、今後の展開を知っている主人公が「サブキャラたちに不幸を振り撒くラビロフとアリエルから助ける」というものだと予想できる。
当然、ルペルシャである自分自身も小説通りにいくと殺されてしまうので、その悲劇を回避する必要があるだろう。
まずは、皇位継承争いでラビロフ皇太子から目をつけられないように、皇位継承権を放棄するところからスタートだと思われる。