『悪女が恋に落ちた時』4話、5話の見どころ・ネタバレ
1.病名を告げられるルペルシャ
医者のロックスから病名がラファエリスであることを告げられるルペルシャ。当然、ルペルシャはこのことを知っていたので驚きはしないが、ロックスは不治の病ということでルペルシャのことを心配する。
ルペルシャの目的は「貧血に効く薬」なので、そのことをロックスに告げて、2回だけだが使える貧血に効く薬を貰う。
ルペルシャは貧血の薬を早速使って、皇帝に会って「皇位継承権の破棄」をしようとするのであった。
ルペルシャがかかっている病気は、不治の病と言われているだけあって、貧血に効く薬というのも2回しか使えないというのは驚いた(本当に大事な場面でしか使えない)。
ルペルシャはその大事な2つしかない薬をさっそく使うのだが、「継承権の破棄」は執着心の強いラビロフ皇太子の魔の手から逃れるには必要な行動だろう。不安要素がある存在は、片っ端から消すような性格だとわかっているので、ラビロフとの関係は権力的にも物理的にも離しておきたい。
2.皇帝にあって願いを言うルペルシャ
ルペルシャは皇帝に会って「皇位継承権の破棄」を宣言する。皇帝はルペルシャに何か裏があると思い、素直に応じようとはしない。
©Kakao piccoma Corp.:ルペルシャ皇女の謁見に応じる皇帝
ルペルシャは「不治の病で寿命が短い」ことを理由とし、残された時間を自由に生きたいと皇帝に説明する。そのために継承権の破棄と3ヶ月後に皇宮を出ていきたいとさらに念を押す。
後日、皇帝に呼び出されたルペルシャは、皇帝は「継承権の破棄」は許可する一方で、その代わり「1年間皇族として皇宮に残るよう」言い渡されるのであった。
せっかく、ルペルシャが継承権の破棄の利点と、裏がないことへの説明をしたにも関わらず、一番の目的である「皇宮から離れる」というのが達成できないというのは痛手と言えるだろう。
ルペルシャは悪女としての振る舞いをずっとしていたので、何をするにも裏がないと説得する必要があり、少々めんどくさくはある。
『悪女が恋に落ちた時』4話、5話の感想・考察
ロックスの狼狽ぶりから、本来この病気はかなりの痛みを伴うらしい(主人公の魂は病気とは無関係なので痛みは感じない)。ロックスを必要以上に心配させてしまうのは、少し不憫な感じはした。だからといって、魂が違うから痛みを感じないとも言えないので、難しいところ。
ルペルシャは皇帝に会って「継承権の破棄と皇宮から出ていく」という条件を出して、それはほぼほぼ叶ったのだが肝心の「原作が始まる3ヶ月後までに皇宮を去る」という部分だけが了承されなかった。皇宮に居るとラビロフ皇太子の餌食になる可能性が高いので、なんとか皇帝を説得するか、もしくはラビロフ自身に自分は無害であると立証するしかない。