『悪女が恋に落ちた時』42話、43話の見どころ・ネタバレ
1.人工精霊「ゼン」の登場
ラビロフはルペルシャを常に監視させている。ルペルシャが体調が悪いという情報は掴んでいるが、彼女が不治の病「ラファエリス」であることは知らないようだ。
ルペルシャは日記を書き切ると、そこから人工精霊「ゼン」が出現する。ゼンという護衛が付いてくれることから、今後は1人で酒屋「月光庭園」に行けるようになる。
暗殺ギルド長のダニエルはルペルシャに興味を持ち始める。人工精霊の血が入っているダニエルは「ラファエリス」の匂いを嗅ぎ分けることができるらしく、それで惹かれたようだ。
©Kakao piccoma Corp.:魔法の日記を書き切って、人工精霊「ゼン」が現れる
人工精霊がラファエリスの匂いを好み、嗅ぎ分けられるという情報は初めて出てきた。理由まではわからないが、ラファエリスを治す方法として何かキーになっているのだろうか?
人工精霊「ゼン」の登場で、ルペルシャが単独行動をできるようになる。暗殺ギルド長ということで、ユジンやカインに付きまとわれると会うことが困難な相手なので、単独行動できるようになったのはダニエルと会うのに前進したと言える。
2.ダニエルと会う
ルペルシャはゼンの加護を受けながら、1人で外出し、酒屋「月光庭園」を訪れる。適当に酒を頼んだところ、強い酒だったらしく、一気に酔っ払ってしまう。
そこでルペルシャはフードで顔を隠した男性に話しかけられる。ゼンからその男から殺気を感じると注意される。ルペルシャが相手の眼を見るとそれが宝石眼だとわかる。
酒屋「月光庭園」に現れた男性で、宝石眼を持つとなるとダニエルしかありえない。こんなに早くダニエルに会えたことにルペルシャは嬉しくなってしまうのであった。
©Kakao piccoma Corp.:ダニエルと会えて嬉しくなるルペルシャ
ダニエルは相手が自分のことを知っているとは思わず、近づいているが残念ながら相手は小説のファンなので身体的特徴はばっちり押さえていた。
人工精霊のゼンは人工精霊で有名な国・ロバインについての記憶があるようだ。今後、バイロンの知識を得ようとしたときにゼンが力になってくれるかもしれない。
『悪女が恋に落ちた時』42話、43話の感想・考察
早々にダニエルに会えたのはルペルシャとしては僥倖である。物語としてのテンポも良く、これで作中小説のキャラクターは全員ルペルシャと出会ったことになりそうだ。(あとはヒロインのアリエルだけか)
ダニエルはラビロフ皇太子の暗殺の手駒として使われていたことからルペルシャ側に引き込むのは他のキャラに比べて難しそうだ。しかし、「ラファエリス」の匂いが好きだということから、取っ掛かり自体はあるだろう。
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