『悪女が恋に落ちた時』44話、45話の見どころ・ネタバレ
1.アリエルを材料に取引をする
ラビロフは皇帝から「根拠のない噂から皇女を救う」よう命じられたためにルペルシャに会いに来る。ルペルシャは母親の時代からある噂を簡単には取り除けないと否定的だ。
ルペルシャはそんなことよりラビロフと取引がしたいと申し出る。取引材料としてラビロフが一番大切なものであるアリエル・ラントンの名前を挙げる。
アリエルと立場が似ているルペルシャは彼女の気持ちがよくわかると説明し、ラビロフが恋愛で失敗しないように助言すると言う。その上で、取引がしたいと再度ラビロフの語りかけるのであった。
©Kakao piccoma Corp.:相手の気持ちがわからず子供時代にアリエルを泣かしてしまうラビロフ
ルペルシャの噂はすぐには取り除けないと思っているので、作戦通りルペルシャは「アリエルとの恋愛を手伝う」という提案をする。ラビロフの唯一の弱点であり、これを口実にして暗殺されないようにするしかない。
主人公は作中小説の知識は豊富なので、当然ヒロイン・アリエルのことも熟知している。その知識を使ってラビロフに助言すれば、二人の恋愛は問題なく前に進みそうだ。小説との違いは、誰も犠牲にせずに2人をくっつけることだ。
2.カインとユジンを遠ざける
ルペルシャは恋愛を手伝う代わりに自由が欲しいと言う。ラビロフはルペルシャの性格が急変したことを疑っており、裏があるはずだと警戒心を解かない。しかし、口では否定的だったものの、この取引の契約書を見せるとラビロフは即座にサインをしてくれる。
手始めにアリエルに向けて手紙を書くように提案する。反発的な態度は見せるものの、飲み込みが早く真面目なラビロフはルペルシャの言う通りに手紙を書いていくのであった。
一方、カインとユジンをラビロフとアリエルに近づけさせないために、ルペルシャは2人に「皇宮外での噂を調べてもらう」というお願いをする。ルペルシャを1人にするのは心配という2人だったが、人工精霊ゼンを見せて、心配無用であることをアピールする。
©Kakao piccoma Corp.:ルペルシャに手紙の書き方を指示されて睨みつけるラビロフ
契約書にサインをした一方で、もしこのことが口外されたら契約など関係なくルペルシャや周辺人物を皆殺しにすると警告する。アリエル以外のことはどうでもいいと思っているが、アリエルのことについては本当に素直だ。
ルペルシャがラビロフを引き付けている間に、それ以外のキャラを遠ざけることにする。サブキャラたちをラビロフやアリエルに会わせてしまうと小説通りに話が進んでしまう可能性がある。
『悪女が恋に落ちた時』44話、45話の感想・考察
とうとう、一番警戒すべき相手であるラビロフとのやり取りが始まる。ルペルシャやその関係者を皆殺しにすることは躊躇がないし、それだけの権力を持っているので、気分を害したらそれで終わりだ(そう考えるとやはり皇帝よりも強い権力を持っているキャラと言える)。
ラビロフとアリエルがどうやって結ばれていくのかは言及されていないので、今後語られていくだろう。サブキャラたちについてはすでにルペルシャに魅了されているのでアリエルと出会っても影響は少なそうだ(アリエル側が何かアプローチしてくる可能性はあるが)。
前回記事:42話、43話:ダニエルと会う
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