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ピッコマ『余命わずかの脇役令嬢』5話、6話感想・ネタバレ:両親への反抗

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ピッコマ『余命わずかの脇役令嬢』5話、6話の見どころ・ネタバレ

1.医者に薬を貰いに行くカリナ

カリナは北部のフェステリオ公爵家に行くために、医者に薬を貰いに行くことにする。医者は北部のジェンタールに向かうというカリナの話を聞き、自殺でもするつもりかと揶揄する。

医者はカリナの思いを聞いて飽きれつつも、薬を処方してくれることになる。医者からの注意として薬をやめると今以上に状態が悪くなること、そして薬は2ヶ月分しか出さないと言われる。

帰り道にカリナは妹のアベリアの存在が鬱陶しく思うも、アベリアには悪意がないと知っているカリナは妹のお願いとして言われた屋台の食べ物を買って帰るのであった。

旅に向けた準備を着々と続ける。余命1年未満で2ヶ月しか薬を出してもらえないということは、フェステリオ公爵家についたら薬なしで生活しないといけないことを意味する。

あくまで旅の途中に倒れないようにするための薬だと思うが、だからといって公爵家で薬が不要というわけではないだろう。公爵家で薬を入手できるという計算があるのだろうか?

2.両親への反抗

カリナが夜中寝ていると、突然、父親が部屋に入ってきて怒号とともに起こされる。どうやら、カリナが買ってきた屋台の食べ物をアベリアが食べたことで吐いて、脱水症状になったようだ。

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©Kakao piccoma Corp.:夜中にカリナを叩き起こす父親

両親はこれはすべてカリナのせいであると断罪し、怒るのであった。普段はここで我慢をするカリナだったが、死期の近いカリナは「妹が買ってこいと言ったこと」そして「妹にも怒るべきだ」という風に言い返す。

カリナの思わぬ反撃に両親はたじろぐと共に落胆する。自分は健康体なのにわがままを言うカリナに失望したようだ。しかし、自分の気持ちを伝えなければならないと感じたカリナはこれでいいんだと、自分に言い聞かせるのであった。

カリナが家族と上手くいっていない理由は、どうやら両親に原因がありそうだ。あくまで妹と弟は姉のことを慕っており、悪いことをしたという認識があるっぽい。

だが、両親は妹や弟に対して過保護であり、姉で健康なカリナには常に我慢をするよう強いていたようである。勇気をだしてカリナが反抗的な態度をとっても、両親には気持ちが届いている様子は一切なかった。ある意味、修復不可能な溝が両親と出来てしまっているのかもしれない。

ピッコマ『余命わずかの脇役令嬢』5話、6話の感想・考察

旅への準備と、家族との軋轢が決定的になるような回であった。姉弟との中は、まだ良い方で修復しようがあるが、両親に至ってはもう手遅れという感じがある。

両親の中ではカリナの地位は最低と決まっており、かつ両親は「それでも平等に兄弟を扱っている」という自負があるので会話にならないのだろう。死期が近いカリナが反抗的な態度をとっても、のれんに腕押しという感じであった。

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