ピッコマ『余命わずかの脇役令嬢』9話、10話の見どころ・ネタバレ
1.カリナを看病するミリアン
2ヶ月前にカリナが家を出たが、両親はさほど心配していない様子であった。しかし、カリナが全く帰ってくる様子もなく、南部領を出たという情報が出てから父親は怒り出す。何の不満もなく生活させていたカリナの親不孝者な行いに、カリナの父親は頭を下げて帰ってくるまで許さないと言い放つ。
体調不良で離れから屋敷に移動させられたカリナをミリアンがずっと看病をする。屋敷の主として客人に対応するのは当然のことと思っているようだ。婚約式での振る舞いや、この屋敷に来た経緯を想像したミリアンはカリナが家族に大切にされていないと予想するのであった。
ついに、カリナの家でがレオポルド家で問題になるのだが、両親はさほど重く受け止めていないようだ。むしろ、問題はすべてカリナにあり、自分たちに落ち度はないと思っている(確かに、生活に関して言えば不自由はなかっただろう)。
カリナが行き先を家族に伝えなかったので、どこに行ったのかわからない。捜索はかなり難航するだろう。
2.ミリアンからの条件
高熱を出すもなるべく薬は使わないようにという医者の教えを守ったカリナは、なんとか体調が回復する。しかし、医者の指摘通り、薬をやめた後は少し歩いただけで息が上がるほど身体が弱っていた。
身体が弱いカリナのことを気遣って、ミリアンは冬が終わるまでの3,4ヶ月は彼女に味方し、そしてこのことをレオポルド家にはまだ報告しないと決める。
©Kakao piccoma Corp.:カリナの体調を気遣うミリアン
ミリアンはカリナが婚約式に嫌々参加していたことを例に出して、その上でこの屋敷で生活するなら「遠慮なく嫌だと言って欲しい」と要望するのであった。
カリナの微妙な立場を察してレオポルド家には、カリナのことを報告しないと決めるミリアン。ミリアンの気遣いの深さは、カリナの予想を超えているようである。
何かと我慢をするカリナの性格を見抜いたミリアンは自分の気持ちを口に出すように要望する。カリナがフェステリオ家に来た数日の間に、ミリアンはカリナの家族以上にカリナの性格のことを理解し始めている。
ピッコマ『余命わずかの脇役令嬢』9話、10話の感想・考察
レオポルド家のカリナ捜索が本格化し始める。カリナの居場所がバレるのは時間の問題だと思われるが、それまでにミリアンとどういう関係を築くのかが重要になってきそうだ。
すでにミリアンはカリナに対して興味を持ち、手厚く介護もしているので関係は良好だと言える。問題は、こんなミリアンに対してカリナが我慢をせずに自分の意見を言えるようになるかだろう。