『悪女は今日も楽しい』34話、35話の見どころ・ネタバレ
1.カルロス公爵から招待を受けるレイリン
カルロス公爵からの手紙を心待ちにしていたレイリンの元に、ルーカスからの贈り物が届く。中身はハビエルを奴隷扱いしていたハインズの印章である。これを上手く利用して、ハインズに何かを仕掛けろということらしい。
その後、実際にカルロス公爵からの手紙が届き、カルロス公爵家に招かれるレイリン。外出するレイリンに今までとは違いすんなり従うハビエル。
ハビエルは獣人の力を使わずに、レイリンを守る力が欲しいと思っており、その思いが護衛騎士のイアンに通じて、ハビエルはイアンの弟子として修行することとなる。
ただでさえ、力を持っているカンドミオン家の令嬢レイリンが、カンドミオン家と肩を並べるカルロス公爵家の当主と会えるというのは、心強くある。
今後、アイリスとの決闘もあるので、話をしていくことにデメリットはないだろう。ルーカスの助けもあって、ハビエルを奴隷扱いしていた商人を懲らしめることもできそうなので、順調にやりたいことが前進していっている。
2.カルロス公爵の姿勢を継いで欲しいと言われる
カルロス公爵家に着いたレイリンは、カルロス公爵家当主イザベル・シャーン・カルロスから歓迎を受ける。
イザベルはレイリンに貴族の女性は「お淑やかであるべき」という文化が出来上がった時代背景について語る。そんな中で、レイリンがパーティーで強気な態度をとったことにイザベルは感銘を受けたようだ。
イザベルは近く息子のベラッドに爵位を譲るらしく、レイリンには自分の代わりに「力あるものとして弱者を守り、誤ったことを正すこと」をして欲しいと言われるのであった。
©Kakao piccoma Corp.:自分の代わりに力あるものとして弱者を守って欲しいというイザベル
今までこの世界は「夢」であり、公爵令嬢という立場をフルに利用して自由気ままに生きていこうとしていた小池奈々美だったが、イザベルからの後継者としての使命を受けて、考えを改めたようだ。
イケメンとキャッキャウフフするレイリンの曖昧な目的から、徐々に明確な目標のようなものが出来つつある。
『悪女は今日も楽しい』34話、35話の感想・考察
今まで、大した目的もなく自由奔放に行動してきたレイリンだが、イザベルとの出会いを受けて、今までイザベルがしてきた「使命」を受け継ぐこととなる。
相手となるのは、公爵家や女性を下に見ているフレードリヒ皇太子ということになりそうだ。過去と同じ状況を作るとしたら、フレードリヒが「暴君ビーモンド」のような立場を手に入れる可能性はある。