『東京24区』1話のあらすじ
オリジナルTVアニメ「東京24区」次回予告|第1話「RGB」
『東京24区』1話の見どころ
1.極東法令外特別地区:24区
この24区というのは、戦後、連合国が統治した島でその成り立ちもあってか治安が悪い。その治安改善のために、日本へ返還されることになったが20年掛けて、やっと返還されるという背景がある。
主人公のシュウタ、ラン、コウキはこの24区出身である。シュウタが肉体労働担当、ランが技術担当、コウキが指揮を取りつつ政治活動担当といったところだろうか。
24区は治安が悪かったために、その反動なのか徹底した監視社会システムが採用されている。『ハザードキャスト』という犯罪予想のシステムが出来上がっており、犯罪が起きそうな場所に前もって警察が張り込むという動きが出来上がっている。
ここらへんの犯罪予想のシステムはアニメ『PSYCHO-PASS(サイコパス)』を思い出させる。
2.主人公3人の活動
1年前(2020年)の火災事件によりコウキの妹・アスミが死んでしまい、そのショックからか3人はバラバラになってしまったようだ。別に仲が悪くなったわけではないのだろうが、自然と交流がなくなったようだ。
シュウタはアスミの死を引きづり、1年間前に進めずにいた。しかし、宝商店街の治安を維持したり、実家のパン屋の手伝いはしていたそうだ。
ランはDoRedというアーティスト活動をしており、今の監視社会への不信感を表現している。だが、その行為は法を犯しており、外地警備隊に目をつけられている。
コウキは父親である大物政治家・翠堂豪理(すいどう ごうり)の後を継ぐために、外地警備隊のインターンをしている。(監視システムである『ハザードキャスト』について知りたかったのだろう)
3.死んだはずのアスミから電話
死んだはずのアスミから3人に同時に電話がかかり、脳をハッキングするかのごとく、相手に映像を見せる。その内容はトロッコ問題に近く「多くの人を助けるためなら、1人を犠牲にしてもよいのか」というものであった。
©Team24/東京24区プロジェクト:アスミからの電話で映像を見せられる蒼生ショウタ
素直に予想するなら、死んだはずのアスミは何らかの形で『ハザードキャスト』のシステムに組み込まれており、その犯罪予想から、櫻木まりが列車によってひかれる未来を3人に伝えた、となる。
犯罪予想のシステムが3人に未来を教えたというのはまだわかるが、そのあとに、3人の身体能力が著しく上がったというのが未知のシステムすぎてよくわからない。『人間の脳は10%しか使われていない』からそれを100%解放した的なやつだろうか?
用語解説:トロッコ問題
外地警備隊の筑紫渉が言った『トロッコ問題』は倫理学の有名な問題である。
トロッコ問題あるいはトロリー問題とは、「ある人を助けるために他の人を犠牲にするのは許されるか?」という形で功利主義と義務論の対立を扱った倫理学上の問題・課題。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』:トロッコ問題
『東京24区』1話の感想・考察
1話目が1時間番組だけあって、だいぶ内容の濃い1話目となった。登場人物も実に多く、最初から飛ばしていると感じた。『PSYCHO-PASS』とまでは行かないが、監視社会システムが出来上がっており、かつ『トロッコ問題』のような選択を迫られるような事件が発生した。
今後も、アスミから『何かしらの選択』を迫られるような事件を教えられる可能性は高そうだ。
2021年の段階で、かなり技術が発達しているように見えた。少なくとも現実世界よりも少々先を行っている技術力だ。
蒼生シュウタはこっそり櫻木まりを助けたつもりらしいが、ばっちり外地警備隊に見られていたので、次回には警察にしょっぴかれそうである。
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