『東京24区』8話のあらすじ
「グラフィティ戦争」を仕掛けていたのはカルネアデスではなく、ランの師匠であるゼロスだった。
彼からカルネアデスの居場所を聞いたシュウタは、急いでコルヌコピアの最上部へと向かおうとするが、そこにアスミからの着信が届く。届いたヴィジョンは、落雷により制御不能となったコルヌコピアのクレーンが落下し多くの人が犠牲になるか、それともクレーンのシステムを直す代わりにその修理者が犠牲になるか、という、ふたつの未来だった。
©Team24/東京24区プロジェクト:東京24区
『東京24区』8話の見どころ・ネタバレ
1.グラフィティー戦争を仕掛けていたのはゼロス
グラフィティー戦争を仕掛けていたのは、ランの師匠であるゼロスであった。シュウタは「ゼロスがカルネアデスか?」と問うがゼロスはそれを否定する。しかし、ゼロスはカルネアデスの正体を知っており、知り合いのようだ。
ゼロスの話で、カルネアデスの居場所が「コルヌコピアの最上部」と知ったシュウタは、ゼロスからの後押しもあってすぐに会いに向かうのであった。
どうやら、ゼロスはカナエシステムについて詳しいらしい。カルネアデスのことについても知っていることから、カナエシステム開発に関わっていたりしたのだろうか?
2.トロッコ問題:クレーンの倒壊か、カルネアデスの犠牲か
新しいトロッコ問題として「クレーン倒壊で多数を犠牲にするか」それとも「カルネアデスを犠牲にするか」に二択を迫られる。
今回のRGBは「シュウタは全員を救う」「ランとコウキはカルネアデスを犠牲にする」というスタンスで対応していく。
ランは前回、対象がクナイだったこともあり少数を助ける方を選んでいたが、今回は多数を助けるという風に舵を切ったようだ。
シュウタは今回も「何が起こってるのかよくわかっていない」がそれでも覚悟を決めたように「全員を救う」というスタンスを貫くようだ。
3.グラフィティー戦争を仕掛けた理由
グラフィティー戦争を仕掛けてきたのがゼロスだと気づくランに、ゼロスはその理由を説明するのであった。
©Team24/東京24区プロジェクト:ランにグラフィティー戦争を仕掛けた理由を説明するゼロス
ゼロスがグラフィティー戦争でDOREDに敵対していると見せかけて、実はそうすることで注目が集まり、結果としてDOREDのフォロワーが増やすというのが目的であった。
ゼロスはカナエシステムがとても危険なものだと思っており、最終的な目的は「カナエシステムの破壊」であるようだ。
ゼロスはカナエシステムに軍事技術が使われていることも知っていたので、何かしら開発に関わっているのは確実だろう。
翠堂豪理はここらへんの細かい仕様をよくわかっていないでカナエシステムを推進しているので、かなり怖くはある。しかも、カナエシステムにバグがあることを黒桂川から隠されているので、なおのこと、推進を止める理由はないだろう。
4.今回のトロッコ問題の結果
シュウタの行動によって、未来が変わり「クレーン倒壊しつつも被害は少なく、黒桂川が重体」という結果となった。
シュウタの「全員助ける」という思いからは程遠い結果となったが、折衷案としてはよかった。
これからは黒桂川の意志を継いで、コウキが「第二のカルネアデス」として行動しそうである。なんとか、カナエシステムの復旧させ、バグを隠したまま、選挙に勝つというのが目的になってくるだろう。
逆に、ランから情報をもらったゼロスは「叶先生と同じ研究室」にいたときの技術を生かして、カナエシステムの破壊に移るそうだ。
今回の話で「ゼロス、叶、黒桂川」が関係のある人たちであることがわかった。叶とゼロスは、このカナエシステムに問題があることがわかっており、叶はそれを見越してカナエシステムの理論を放棄していたようだ。
『東京24区』8話の感想・考察
今回は「カルネアデスの正体」が明確化される回であった。序盤の展開から、「黒桂川がカルネアデス」というのは予想が付きやすかったが、その理由まで推察するのは難しかった。
黒桂川がカルネアデスを演じた目的は「カナエシステムのバグを隠すため」であり、ひいては翠堂豪理のためであった。カナエシステムのバグは「アスミが生きている可能性」を示唆しており、アスミが死んでいるのならという断腸の思いでカナエシステムにアスミの体を提供した豪理の決断を、著しく揺るがしかねないことであった。
ゼロスが翠堂豪理の選挙に勝つ方策としては「DOREDへの支援」そして「カナエシステムの破壊」の両輪らしい。カナエシステムを破壊することができれば、民衆は不審がって投票しないというのは、想像に難くない。
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