『東京24区』11話のあらすじ
KANAEシステムで多くのエラーが出始めた。それはKANAEシステムの中でアスミの意識が覚醒してしまい、判断を迷っていたことが原因だった。黒葛川より提示されたアスミを救うトロッコ問題に直面し、混乱しているシュウタ。そこにちくわが訪れ、テロの容疑で逮捕されてしまう。一方、ランとコウキはアスミを救うカギとなる「CMD」を探していた。そんな中、アスミを死なせてしまった宝小学校火災事件について、シュウタが圧し殺していたある事実が明らかになる。
©Team24/東京24区プロジェクト:東京24区
『東京24区』11話の見どころ・ネタバレ
1.暴走するカナエシステム
東京24区のデモ同士の衝突で、事件が多発し、カナエシステムの処理が追いつかなくなる。カナエシステムが暴走したせいで、次々と問題ない人たちさえテロリスト認定されて逮捕される事態が発生する。
黒桂川の話からカナエシステムに組み込まれたアスミをどうするのか?の選択を迫られるシュウタ。結論を出せないシュウタだったが、カナエシステムの暴走によって、テロリスト認定されてガイケイに捕まってしまうのであった。
カナエシステムを意図的に暴走させようとしたのは、ゼロスらしく、デモをたくさん引き起こしてカナエシステムでは処理しきれない量のデータを送り込んだようだ。
今まではカナエシステムを通じてアスミから「トロッコ問題」を出されていたが、今回は黒桂川からシュウタへ向けてトロッコ問題が提示された(カナエシステムを破壊してアスミを解放するか、カナエシステムを保持しつつアスミの意識を永遠に眠らせておくか)。
2.宝小学校の火災の原因
ガイケイに捕まったシュウタは筑紫渉から取り調べを受ける。どうやらテロリストとして逮捕したのは名目上であり、本当の目的は筑紫本人がシュウタと会話をしたかったかららしい。
筑紫はヒーローとして色々な人を助けるシュウタに1つ矛盾があることを指摘する。それは「アスミの死因となった宝小学校の放火魔をなぜ捕まえようとしないのか?」であった。
©Team24/東京24区プロジェクト:宝小学校の放火魔をなぜ探さないのかとシュウタに問う筑紫
筑紫が調べたところ宝小学校の火災の原因はネズミによる漏電であり、そもそも犯人などなかったことがわかる。シュウタはそれを知っていたからこそ、放火魔を捕まえようとしていなかった。
シュウタはアスミの死の原因が間接的に自分にあるとわかっていたのだろう(子どもたちだけで宝小学校を管理していたから、管理が行き届かず、結果火事となってしまった)。かくいう、翠堂豪理も放火魔が居ると嘘をついてカナエシステム導入を強行した背景がある。
ここでまだヒーローであることを諦めていないシュウタに、ヒーローであることを諦めてしまった筑紫がCMDを受け渡すのは良いシーンであった。
3.3人による殴り合い
CMDを「カナエシステムを破壊するラン」と「カナエシステムを保持しようとするコウキ」のどちらに渡すか悩むシュウタは、ランとコウキを両方とも宝小学校のグラウンドに呼ぶ。
ランとコウキを呼びつけ、目の前にしても迷い決断を下せないシュウタ。そんなシュウタにコウキとランは怒り、3人の主張を交えた殴り合いとなる。
ひとしきり殴り合った3人は、アスミとコンタクトを取る方法を思いつき、アスミの意見を聞くために動き出そうとするのであった。
青春アニメ御用達の殴り合いが始まったわけだが、最終的には1話目同様に3人協力して、第3の選択肢を求めて動き出すことになる。
今回の件は何をするにもアスミの意見を聞かなければ始まらないということで、それに向けて動き出す。次回はとうとう、アスミとの対話となりそうだ。
『東京24区』11話の感想・考察
最終回に向けてRGBがまた協力し合うという展開になった。結局、シュウタは最初から最後まで迷い続けるというキャラクターになってしまったのが少し残念なところである。
しかし、ことの張本人のアスミに意見を聞こうとするのは落とし所としては良さそうだ。
今回は、この作品の一番最初に描かれた「宝小学校の火災」が本当にすべての始まりだったのだと明かされる回であった。
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