アニメ『ウマ娘 ROAD TO THE TOP』最終回4話の見どころ・ネタバレ
※引用画像は『© Cygames, Inc.』です。
1.トップロードを導くオペラオー
ナリタトップロードが次に目指すレースは菊花賞であり、3000mと距離が長いため体力勝負になる。トップロードはトレーナーと一緒に長い距離を走って体力をつけるトレーニングをする。
トップロードのトレーナーはトップロードの得意な走りをしてもアドマイヤベガとテイエムオペラオーには勝てないと考えている。だからこそ、体力を活かしたロングスパートで逃げ切りを考える。
新しいやり方が本当に通じるのか悩むトップロードの前にオペラオーが現れる。自信満々のオペラオーに、不安になることはないのかと質問するトップロード。覇道への道が目の前にあるのに不安になるはずがないというオペラオー、逆にオペラオーは君には自分が進むべき道が見えていないのかい?とトップロードに質問仕返すのであった。
・不安になることはないのかという質問に答えるテイエムオペラオー
負けず嫌いが多いウマ娘たちだが、それでも気持ちの上下はある。しかし、オペラオーはその中でも常に自信を持ち続けているキャラの一人だ。彼女のブレない心の理由が少しだが垣間見れたようなきがする。
勝率を上げるのなら2回連続で負けている手法は使いたくないが、それでは自信を持って走ることも、走る理由もなくなってしまうことから、あえてまた自分が得意な走り方を採用することにする。間接的ではあるが、オペラオーは3人のウマ娘の中ではなくてはならない精神的支柱になっている。
2.トップロードが目指す勝利の形
帰宅しようとするアドマイヤベガの前に決意を新たにしたトップロードが現れる。オペラオーから指摘されたことで考えが変わったトップロードはトレーナーに言ってやっぱり自分が得意な走りで菊花賞に望みたいと伝える。その上でトップロードはその気持ちをアヤベにぶつける。
足に痛みが残り続けるアヤベはトップロードの気持ちを拒絶して、妹に勝利を捧げるためだけに走るという考えを変えようとしない。それでもトップロードはアヤベの手を取り、アヤベと一緒に走るのは楽しいし、一番のライバルになってみせると言うのであった。
そして、菊花賞当日がやってくる。トップロードのトレーナーは彼女の申し出を了承して、今まで通りの彼女が得意な走り方で菊花賞を走らせることにする。トップロードは自分の走りを好きになってくれた人たちのためにも自分の得意な走り方で菊花賞を勝とうとする。
・アヤベを引き止めて自分の気持ちを伝えるトップロード
トップロードにとって、アヤベは一緒に走っていて楽しい相手であり、目標でもある。だからこそ、同じ戦い方で走って、その上で勝ちたいのだろう。今までも何度も拒絶されて、その場を離れていったアヤベだが、今回はそうはならずにしっかりと手を取ってトップロードが気持ちを伝えた。
もう少しカレンチャンあたりがアヤベに関わってくるのかと予想してたのだが、そんなことはなく、基本的には3強のウマ娘の中で話が完結していた(あとはトレーナー)。4話構成ということもあって、色々なキャラにスポットライトを当てるのは難しいか。
3.1999年菊花賞
菊花賞が始まるとトップロードは3位の位置、オペラオーとアヤベは更に後ろで構える。ゆっくりしたペースが続き、このままでは強力な末脚を持つアヤベにとって有利な展開になってしまう。しかし、トップロードはチャンスを待ち仕掛けない。
最初に仕掛けたのはアヤベでオペラオーもそれを追いかける。仕掛け時を見つけたトップロードもスパートする。アヤベは全力で追いかけるが足の痛みが止まらずスピードが出せない。そこでアヤベは妹の幻影と会い、振り返らずに走って、レースを楽しんで欲しいことを伝えられる。
失速したアヤベに変わりオペラオーが猛追する。だが、自分の得意な走りを出し切ったトップロードは一着のままゴールする。みんなの期待に応えられたトップロードは全身で喜びを表現して、みんなに感謝をする。菊花賞で走れなくなると思われたアヤベだったが、レースが終わると足の痛みはなくなっているのであった。
・菊花賞が終わり3人で喜びを分かち合う
ウマ娘のアドマイヤベガは史実とは違い、妹への思いを正常化して足の痛みもなくなったようだ。本来、2着のオペラオーは悔しいはずだが、そういう様子は見せずにアヤベも含めて3人で勝利を分かち合うことにする。
3強と呼ばれるこの世代のクラシックレースは3人共タイトルを分け合っての終焉となる。このあと、古馬になっての話もあるだろうが、アニメ版ウマ娘としてはここで一区切りということだろう。
アニメ『ウマ娘 ROAD TO THE TOP』最終回4話の感想・考察。
自分の中でこの作品がウマ娘3期となっており、あれ?4話で終わりなの?と思ってしまった。ウマ娘3期は他にあり(キタサンブラック、サトノダイヤモンド)このアニメは番外編ということであった。最終回まで気づかないとは何と情けないことか。
Youtubeでしか配信されてない時点で気づけという話だが、この作品とは別に3期があるというのは純粋に楽しみだ。2期では子供だったキタサンとサトノが主人公になる。ウマ娘世界で最大の矛盾点『成長速度おかしくね?というかみんな何歳なの?時空歪んでない?』をバッチリ使った3期目主人公たちである。
前回記事:3話:妹の呪縛に囚われるアドマイヤベガ