『接近不可レディー』3話、4話の見どころ・ネタバレ
1.父親とも敵対するヒリス
ヒリスは、リカルドだけでなく、父・ディエゴとの関係も最悪らしい。(一体何が、この家族に亀裂を入れたのだろうか)
ヒリスは、8度目の人生経験と、異能の覚醒によって、かなり自信をもっているらしく、父親相手にも強気な姿勢を崩さない。何より、リカルドとガブリエルへの復讐心で心は固まっているのだろう。
ヒリスは、元々、気弱だったこともあり、専属メイドのメイにもかなり見下されていた。
しかし、メイを手懐けるために、強気な行動に出て、ヒリスが「変わった」のだと強く認識させるのであった。
メイもヒリスが別人になったのだとすぐに察知して、心を入れ替えてメイドとして働くようになる。
ヒリスは、どうやら家族だけでなく、それ以外の使用人たちからも虐げられていたという背景があるようだ。ヒリスとしても、その状態は変えていきたいのだろう。
2.ディエゴに喧嘩を売るヒリス
メイを手懐けたヒリスは、そのままの勢いで、古びた洋服を全部、バラの花に変えてしまう。
イノアデン家の異能の全容が、まだ良くわかっていないのだが、バラのツルを自在に操れる、物質をバラの花に変えるぐらいしかわかっていない。
ヒリスを呼ぶ父親ディエゴだったが、ヒリスは逆にお前がこっちに来いという態度で、ディエゴを挑発する。
怒ったディエゴは、挑発に乗ってヒリスの部屋までやってくる。さらなるヒリスの失礼な態度に、ディエゴは異能の力を使って黙らせようとするのであった。
ディエゴはイノアデン家当主だけあって、異能の力を使えるようだ。能力を使って脅しをかけるディエゴになおも、強気な態度を取るヒリスは、やはり自分も異能の力を使えるから自信に満ち溢れているのだろう。
『接近不可レディー』3話、4話の感想・考察
3話、4話でヒリスの敵はリカルドだけではなく、イノアデン家全体であるのだということがわかってきた。
一番身近な存在である専属メイドのメイに、上下関係をわからせて味方につけて、自分の居場所を確保するというのは初手にしては良い手であった。