『接近不可レディー』5話の見どころ・ネタバレ
1.ディエゴの結婚歴
ディエゴは政略結婚を拒否して、愛する人と結婚した人物であった。
しかし、ヒリス出産のタイミングで母親は亡くなってしまい、そのことで、ヒリスはディエゴとリカルドから恨まれるようになる。
落ち込むディエゴだったが、5年後に亡くなった妻と瓜二つの人物と再婚する。しかも、彼女が連れていたガブリエルも母親そっくりであったことから、ディエゴとリカルドから溺愛されることとなる。
ヒリスが恨まれるようになった要因は「愛する妻の死」だったようだ。ヒリス自身に何も落ち度はないのだが、全く愛されもせず、虐げられてきた。
2.覚醒の証明
ディエゴは、ヒリスが覚醒しているはずがないと否定する。ヒリスは、それに対して3階から飛び降りて見せるという。もし、覚醒しているのなら助かるし、覚醒してなければ死ぬがどうだとヒリスは父親に問う。
©Kakao piccoma Corp.:父親に対して強気に会話をしていくヒリス
ヒリスの問いにディエゴは口ごもる。ディエゴとしては、ヒリスが死んでもいいと思っているから、とっさに解答できなかったのだろう。
その後、3階から飛び降りてみせたヒリスは、見事にバラの花を出して無事に着地して難を逃れる。ヒリスが、自分が覚醒したことを自他共認めさせた瞬間である。
ディエゴが「髪の色」で覚醒しているはずがないと言っていたが、イノアデンの血を色濃く継いでいた場合、髪の色や容姿に特徴が出るのかもしれない。
『接近不可レディー』5話の感想・考察
今回は、「ヒリスがなぜ、嫌われ虐げられてきたのか」の理由が明かされた。
はっきり言ってヒリスにはなんの落ち度もないのだが、ディエゴの愛する人が死んだのをすべてヒリスのせいとして押し付けて、自分の精神の平穏を保とうとした結果だろう。
そして、ガブリエルが過剰に溺愛される理由も、愛した人に似ていたからという理由が強い。すべては「ディエゴの愛する人の死」から始まっているようだ。
ヒリスが3階から飛び降りて、異能の力を皆に見せたことで「ヒリスが覚醒した」というのがただの噂話ではなく、本当のことであると証明してみせた。これによって、家族からの待遇が何か変わるとは到底思えないが、少なくとも抑止力にはなるだろう。