『接近不可レディー』25話、26話の見どころ・ネタバレ
1.ヒリスの3度目の人生
ヒリスの3度目の人生では、父親のディエゴが異能をヒリスからリカルドに移す方法を見つけたとして「カリキアの血」を毎日飲まされていたようだ。
毎日飲み続けた結果、ヒリスの体はどんどん衰弱していき死んでしまうのであった(しかも、結局、リカルドには異能は移せず)。
「カリキアの涙」は体内に取り込むと異能が強くなるという話だったが、「カリキアの血」については逆の効果があったのだろうか?結果的に、3度目の人生は父親ディエゴによって殺された形になった。
2.パルベノン家当主の怒り
パルベノン家の当主ゴティエ・パルベノンが、息子のクリスティアンを呼びつけて怒りをぶつける。
理由は、イノアデン家の覚醒者、そして新当主がヒリスになったことを怒っているようだ。ゴティエはガブリエルとの婚約は失敗で、ヒリスと婚約しなかったのはクリスティアンのせいにしたいらしい。
しかし、クリスティアンはそもそもガブリエルとの婚約を決めたのはゴティエだと言い返すのであった。
ゴティエの顔はやせ細っており、かなり体調が悪いことがうかがえた。息子のクリスティアンは、父親のことを欠陥だと称していたのでおそらく異能が仕えないのだろうと予想できる。
しかし、こう考えると4大家門のすべてが家族仲、もしくは親戚仲が悪いことがわかる。異能の有無や権力の有無で、お互いがお互いにいがみ合っているパターンが多いようだ。
3.ヒリスにイノアデン家の傍系が会いに来る
ヒリスが書類を書いているところに、イノアデン家の傍系の客人が来たと連絡がくる。ヒリスは、会う気がないのでお引取り願うと言うのであった。
イノアデン家の親族には「長老会」というものがあったのだが、父ディエゴが再婚する際に、長老会から強く反対され、それに怒ったディエゴは長老会の権限を強制的に奪い、長老会を解散させてしまったのである。
それからは長老たちとは仲が悪く、行事には一切関わっていないらしい。しかし、傍系親族たちはまだ本家との繋がりが欲しいらしく、今回無理矢理にでも挨拶しにきたのであった。
ヒリスとしては、家族のことですら面倒くさいのに、傍系の話ならなおのこと興味がないのだろう。
だが、ディエゴは子どものヒリスと仲が悪いだけだと思っていたのだが、どうやら長老たちとも絶縁しているらしいので、ディエゴという当主はかなり不適格者だった可能性がある。
『接近不可レディー』25話、26話の感想・考察
今回は、ヒリスの3度目の人生で何が起こったかと、4大家門の親族同士の仲がどこも悪いというのがわかった。
パルベノン家の当主はかなり体調が悪そうで、遠くない未来に当主がクリスティアンに変わりそうな予感はある。もしかしたら、クリスティアン自身が手を下しそうな怖さはある。
しかし、ディエゴが「異能を移す方法」がわかったのは誰かの入れ知恵なのだろうか?それとも「四季の森」で何か知識を得て、確信を得たのか?どちらにしろ、その知識は間違っていたっぽいので、誰かに騙されて「カリキアの血」を買わされた可能性が高そうである。