『接近不可レディー』27話、28話の見どころ・ネタバレ
1.ノートン・ペラノを代理人として任命する
傍系親族が無理やりヒリスの部屋に入ってきて、おべんちゃらを並べ立てるのだが、ヒリスは傍系たちに家から出ていくように命じる。
そこに、イノアデン傘下で最上位の家門の当主ノートン・ペラノが客人として現れる。ヒリスは帰らない傍系たちを無視し、ノートンに対して臨時代理人の任命をする。
イノアデン家では定例会議が行われており、ヒリスは忙しい(面倒くさい)のでその役目を忠誠心の高いノートンに任せるのであった。
どうやら、イノアデン傘下の人間にもヒリスが信用における人物がいたらしく、その人間に権限を与えて家門の運営を任せていくようである。
ヒリスとしては、イノアデン家のために働きたくないらしいが、そうすると傍系たちが自由に動いてしまうのでそれを牽制するためのノートン・ペラノへの代理人任命なのだろう。
2.アクシオンがヒリスに会いに来た経緯
アクシオンに会いに、母親の前当主ゼノン・ベルゼットがやってくる。
©Kakao piccoma Corp.:アクシオンに長老たちの意見を伝えに来たゼノン・ベルゼット
話の内容としては、ベルゼット家の長老たちが「カリキア家の手伝いをしたのだから宝玉を見返りに要求しろ」と「ヒリスと結婚しろ」というものであった。
アクシオンはこのことで、少しヒリスのことが気になったのか、「四季の森」へ行くスケジュールを決めるついでにイノアデン家に赴く。
自分としてはアクシオンとビオレッタの仲が良かったので、ふたりは婚約関係にあるかと思っていたが、そういうことではないらしい。アクシオンとしても、ヒリスのことは気になっており、自分から会いに行くという行動に出ている。
ベルゼット家の前当主ゼノンは、形式上、長老たちの意見をアクシオンに伝えてはいるが、あくまでアクシオン自身の決定を尊重しているようである。
『接近不可レディー』27話、28話の感想・考察
徐々に、ヒリスがイノアデン家当主としての地位が定着している。イノアデン傘下の家門たちへの周知や権限移譲などで、ヒリスが当主として振る舞いやすい環境が出来つつある。
ノートンを代理人として指名したので、今後は傍系たちが我が物顔で行動するのも難しくなっていくと思われる。ヒリスとしては、面倒事は全部、他の人間に丸投げしたいと思っているようだ。
イノアデン家以外の家門も、ヒリスが当主となった情報を得て動き始める。特にヒリスは「異能が覚醒した」ということで当主になっているので、その異能の血を絶対視している人たちが、ヒリスとの結婚を促しているようだ。