『接近不可レディー』29話、30話の見どころ・ネタバレ
1.前当主のディエゴを軽くあしらうアクシオン
我が物顔でヒリスが、ノートン・ペラノに会ったり、傍系親族と会っていることに腹を立てたディエゴは、ヒリスに怒りをぶつけに行く。
しかし、ヒリスの部屋にはアクシオン・ベルゼットが客人としてきていた。ヒリスが当主として就任したことは、周知の事実であり、それを盾にアクシオンは「前当主」のディエゴを部屋から追い出すのであった。
アクシオンとしては、もう、当主ではなくなったディエゴに対して興味はなく、軽くあしらうのであった。自分が当主でなくなったことを知ったディエゴは、ショックもありアクシオンに対して何も言い返せないのであった。
ディエゴは、ヒリスが当主の印を現してからずっと寝込んでいたので、今のイノアデン家の状態や、周りの家門がどのようにイノアデン家を見ているのかわかっていなかったようだ。
2.カリキア家当主へ挨拶に行くヒリス
ヒリスはカリキア家現当主であるルネ・カリキアに挨拶をしに行く。ビオレッタが当主は体調が悪いと言っていたが、それは本当だったらしく、外に出るのもつらい状態らしい。
ヒリスはマゴからも慕われており、ルネとしてもマゴのためにカリキア家には顔を見せて欲しいと言われるのであった。
帰り際にビオレッタから見送りを受けるヒリスだったが、そこにカリキア家の長老たちが現れて、なんとかマゴかテルゾと結婚させようと画策するのであった。
©Kakao piccoma Corp.:ヒリスと友人関係になりたいビオレッタ
ヒリスはカリキア家の重要人物から気に入られており、だいぶ良い関係を築けそうである。その一方で、ヒリスのことを「異能の強さと年齢」にだけしか興味がないカリキア家の長老たちのような人間もいるようだ。
ヒリスの異能の力をなんとか自分たちの家門のものにしようと、イノアデン家以外の3家門が必死にヒリスとの結婚を促そうとしている。
『接近不可レディー』29話、30話の感想・考察
イノアデン家としての当主の地位を失ったディエゴは、家の中だけでなく、外からの評価も「前当主」というものに成り下がってしまった。もはや、彼を当主として接してくれるものはなく、完全に力を失ってしまった。
ヒリスはカリキア家から気に入られている一方で、ビオレッタからは少し不審に思われている。ヒリスがループしたときの知識を使って、一度も話したこともない「ビオレッタ」を名前で呼んだり、「今度はちゃんと守ってあげて」と言っていたのもあるが、どうやらビオレッタもアクシオン同様、前世の記憶が少し残っているようだ。
ループ者であるヒリスと近しい関係にあった人間は、前世の記憶を引き継いでいるなどのルールがあったりするのだろうか?ループの力が誰を中心として、発生しているかわからないので予想するのが難しい。